真贋論争

ここは、オカ板の「JJ」の真贋論争からはじまる、EINHERJAR氏のにちゃんねるへの考察をまとめたブログです。

第13夜 #3

2006年09月11日 | 第13夜

そこで「縄張り」という概念が出て来る。
スレ主以外の補佐・援軍は、スレを作った人間に従わなくてはならないルールだ。
手伝いは、あくまでも手伝いだけに徹する。
縄張りを勝手に荒らす事は厳禁だ。
探検隊の中に紛れ込んだ釣り仲間がおかしな行動を取ったのも、(蓋スレ以来、行動
をともにしていない程度の仲の)区らしきの協力者のメールに親しみ(励まし?)の
文面があったのも、スレ主とお手伝い、といった上下関係があったからである。
もちろんこの上下関係は、即2ちゃんねるにおける地位を表しているのではない。
純粋なプロ固定はごく少数で、補佐的な立場の人間はその手伝いをしているわけだが、
運営側に属しているので、実際にはプロ固定よりも地位が上だと思われる。
こうした逆転現象は、プロ固定達に当事者意識を植えつけるためには最適であり、
すなわちそれは、プロ固定自身も思考を誰かに操作されている可能性を示唆している。
プロ固定はあくまで2ちゃんねるのための道具であり、それ以上の意味はない。
だから万が一のために、組織から切り離しても、本体までにダメージが及ばない
ように、彼らに余分な情報を与えず、おまけに行動の監視役まで付けているのだ。

では、ここで一度まとめてみよう。

○「光BOYは倉敷にいる」という会話
○光BOY(人気コテ)と飛脚(蓋スレの主)が同時に消えた
○蓋スレは結局、再開された
○やってはいけない三つの事柄
 (1)犯罪に発展するネタはダメ
 (2)個人情報流出に繋がる事は厳禁
 (3)プロ固定を匂わせる展開はNO
○プロ固定が二名(正・準)参加しており、援軍を含めたユニットで行動する
○その目的は、掲示板の質を高める事(ネタ)とアクセス数を稼ぐ事(雑談)にある
○片方は、純粋なプロ固定(スレ主/正規プロ固定)
○もう片方は、プロ固定を監視する2ちゃんねる等のスタッフ(補佐・援軍/準プロ固定)
○仲間同士の連絡網は、無料メールで行う
○(偽)上司への報告会議(ゴッコ)は、秘密のメッセで行う
○縄張り意識があり、スレの進行を妨げない工夫とルールが存在する
○共有コテではなく、互いに独立したコテを演じている
○重要なネタはスレ主自身がやり、小道具や野次は、補佐や援軍が担当している
○(正規)プロ固定も思考を操作されており、実態はただの道具にしか過ぎない
○プロ固定も、2ちゃんねるの仕組みについては、詳しい事を知らされていない
 (であるからこそ、関西氏の正体に探りを入れてしまう愚を犯したのだ)

光BOYが消える寸前の書き込みを覚えているだろうか。(第4夜)
あの慌しさは、いったいどういう事だろうか。
自宅を探られるのを恐れ、一時的に逃げたのだろうか。
最初の告知から半日近く経過して、再び現れた彼は、すぐに引退宣言をした。
この間に何があったのか。
上記のまとめを元に、少し推理(妄想)してみよう。


蓋スレは終わった。
この時点で、ネタを作った彼には、ふたつの選択肢があった。
蓋スレを続けるか。
それとも光BOYを捨てるか。

蓋スレの存続こそが、本来の目的であるので、住人達へ「区らしき≠飛脚」
の図式を植え付ける事に成功していたのならば、この後は「区らしきの蓋」の
在り処を求める事に好奇心を持つ連中が、勝手に雑談をしながらスレの存続を
するに違いない。
また、566氏達が引退したのが事実だったら、突撃するメンバーはほぼ手を引いた
と考えてもいいだろう。
それ以外、積極的に現場へ赴き、的確な状況分析をする人材がいない事を、彼は
ここ数日の間で看破していたからだ。
このように蓋スレは、非常に良い状態で自動操縦へと移行できた。
固定客のおかげで楽してアクセス数を伸ばす事が可能となり、またこの伝説は
2ちゃんねるの質を高める良いコンテンツへと育って行くだろう。
だが蓋スレが続けば、光BOYとの関連性に気が付かれるおそれがあった。
実は、これが一番厄介な問題だった。
光BOYが倉敷に住んでいる、という事は、蓋スレも彼のネタだと見抜かれて
しまい、つまりプロ固定による仕掛けが、あちこちで行われている事にまで
言及する連中が出て来ると、今後の仕事に影響を残す可能性が高かった。
この仮説や噂への火消しは、「プロ固定」の時と同様に、当然するだろうし、当然
成功するだろうが、この労力を捻出するのに、膨大な時間と人員が必要となってくる。
また蓋スレでは、プロ固定のルールに背く事を数多くやってしまった。
これらとセットになって、彼は上層部から叱責されてしまうはずだった。
最悪、プロ固定を解雇されてしまうかもしれない。
どうするべきなのか、彼はしばらくの間、悩み続ける・・・・

やがて蓋スレが再開された。
彼がやったのか、エンディングに立ち会えなかった住人がやったのか。
いずれにせよ、この瞬間、彼の取るべき行動が決定したのだった。

彼の頭の中は、2ちゃんねるでの立場を守る事で一杯だった。
それは関西氏との ( ̄ー ̄)ニヤリッ 発言事件でも明白だろう。(第9夜)
ところが実際には、彼が危惧していたプロ固定上層部などは、「最初から存在
していなかった」可能性がある。
定期的に行われる報告会議などは、彼にただそう思わせているだけで、まったく
機能していないのではないだろうか。
その根拠は、2ちゃんねるがあまりにも広大な点にある。

ひとつの板の、ひとつのスレでの出来事など、実にどうでもいい事ではないか。
みんな忙しいのだ。
試しに2ちゃんねるユーザーへ、祭りに関して質問してみるがいい。
おそらく誰も知らないスレを「祭り」と称して、各々俎上に載せるのがオチだ。
あの蓋スレですら、オレがここで取り上げるまでは、全く知らなかった人が多かった。
その程度のものでしかないのだ、きっと。
だが、彼の活動範囲は非常に狭い。
いくつかの板やスレを往復し、一日中書き込みをしているだけの生活。
だからそのどうでもいい事が、彼にとってはとてつもなく重大な事件のように
感じてしまう。
こういった思考形態は、プロ固定自身に強いマインドコントロールがかけられて
いるからこそ、生まれて来るものだ。
ある種の強迫観念の匂いがする。

たしかに監視者は、2ちゃんねるから送り込まれて来るのだろう。
それが一番、合理的で、効率がいいからだ。
もっとも彼らも本業が忙しく、ある期間が過ぎるとユニットは解散になる。
一日中、スレにへばりつき、キチガイのような発言を連発したり、あの手この手の
ネタを考えたり、自作自演を施したりする毎日。
一般人には、到底我慢のならない、孤独で、そして過酷な作業だ。
オレのように、物事の裏側に興味を持ち、妄想気味の推理を趣味にしている
人間も、そうそういるわけでもなく、このような混沌とした世界などは、仕事
以外ならば近寄りたくもないだろう。(観客として眺めているだけならばアリ)

いい歳をした大人が、秘密会議などに興じる姿も随分と滑稽だ。
まともな感性を持っているのならば、そんな自分が恥ずかしくなるだろう。
バカバカしくなるに違いない。
本危スレで、「お久しぶり」と区らしきへ語りかける、かつての相棒からは
「傍観者」といった、少し距離を置いたスタンスが見え隠れしている。
また一緒に祭りをやろう、といった熱意がこもっていないのだ。
友達でもなく、同志でもなく、仲間でもない、かりそめの関係性。
かつての相棒にとって、自分の順番が過ぎ去れば、彼はただの過去の人だ。
まだやってるのか、頑張れよ、と思う程度の仲なのだろう。
そんな中、彼だけがメッセの秘密会議で襟を正して、真剣に上からの裁きを
待つ姿が、オレには読み取れるのだ。
彼にとって、プロ固定であるという事実だけが、唯一の誇りだからだ。
たぶん蓋スレを総括する秘密会議は、第4夜で書いたあの発言の直後に
行われたのだと思う。


光BOYの日韓比較論
ttp://makimo.to/2ch/ex5_korea/1095/1095112463.html#602

>602 名前: 光BOY ◆z3VE7ggafA 04/09/24 09:34:29 ID:cD1S4LT8
>時間がないので一言だけ。
>今まで大変申し訳ありませんでした。
>皆さんを欺く気はなかったのですけど、少し調子に乗りすぎました。
>詳しくは今日の夜にでも、スレッドを立てて謝罪致します。
>電突スレなど良質のすれも出てきて、もはやこのコテを演ずる必要もなくなって
>きたと思いもうやめたいと思います。
>詳しくは夜にお話しします。

光BOYを捨てる事で、彼なりのけじめをつけたかったのだろう。
そして会議で、彼はその報告をする。

「スイマセン。オレはプロ固定にあるまじき行動をしてしまいました」
「お詫びに、ヤバくなりそうな光BOYを捨てる事にしました」
「ですからどうか、クビにはしないで下さい」

ここまで彼が卑屈だったかどうかまでは定かではない。
しかし2ちゃんねるへの忠誠を誓う証として、自分が批判される前に先手を打ち、
大切な光BOYを捨てようとしていたのではないのか。
オレには、そんな気がする。
そして上司役や秘密組織ゴッコを適当に演じている連中は、果たしてそれにどう
答え、どう反応したのだろうか。
残念ながら、としか形容できないが、ともかく彼の熱意は空回りしたようだった。

光BOYが消えてしまうと、ハン板中が通夜のようにしんみりとしてしまう。
電波な人間であれ、彼が板を盛り上げていたのは事実だ。
好き嫌いの差はあっても、光BOYは実力のある芸人だったのだ。

「光BOYの事だ、きっとこれも何かの罠に違いない!」
「どうせすぐに戻って来るんだろ、光?」
「早く帰って来いよ」

挙句の果てに、「キモゴミバスターの正体は光だ」とか「柴田純子と笑日大臣で
オフ会をやろうよ」とか、あれほど憎かった光BOYの消失感を、別の何かで
補おうとする住人達が多かった。
彼がいなくなって、とても寂しかったのである。

もっとも彼は、住人達の予想通りにすぐ戻って来た。

電話突撃隊出張依頼所37
ttp://makimo.to/2ch/society3_korea/1099/1099747687.html#789

>789 名前: HM ◆/EuHcPRn1k 04/11/10 10:02:33 ID:wd3bISnj
>先日東京の某キー局の役員の方とお話をする機会があったんだがその際に
>最近右翼民族主義的なクレームをする電話が多くないですかと聞いてみた。
>そうしたらその方は笑いながら
>「あー、あれね。なんかネットでやっているらしいね。でもまったくいうことが支離滅裂で(笑)
>まあーこういう仕事しているとそういう暇な人とも相手にしなければいけないわけで。
>我々の業界内では単なる笑い話ですよ。件数も減ってきたし。もう流行はおわってるんじゃないの」
>といわれました。所詮この程度なんですよ。
(略)

因縁のある電凸に現れたHMなる人物は、その後、光BOYの芸風そのままに
あちこちで(サッカーの実況等)活動を始める。
他にもいくつかの捨てコテで、火病芸を披露している。
しかし彼は一年以上もの間、光BOYの名を復活させなかった。
光直系のコテを名乗ったのは、この時が最初だと思われる。


◆◆◆韓国サッカー最強!Part144◆◆◆
ttp://makimo.to/2ch/society3_korea/1133/1133874621.html#211

>211 名前: 光BOY改め光の天使 2005/12/10(土) 01:24:03 ID:Or6GyvaR
>久しぶりですね
>どうもここの人たちは相変わらずのようだ・・・・
(略)

>213 名前: マンセー名無しさん 2005/12/10(土) 01:27:15 ID:SmGiNgi5
>>>211
>そうだね。韓国人選手は強豪チームの延髄の的だよね。
>トリップどうしたの?
>エリック元気?

>218 名前: 光の天使 ◆Z8nhrZoazg 2005/12/10(土) 01:35:23 ID:Or6GyvaR
>>>213
>ほぼ1年ぶりの書き込みだから前のトリップは忘れましたよ
>新しくつけますわ
>まだそんな打ち間違いをしつこくしているあなたは相当な暇人ですね
(略)

こうしてとりあえず、彼は復活を果たしたのだが、それでも光BOYのトリップを
付ける事を頑として拒んでいた。
この中途半端さこそ、彼のセンスなのだが、蓋スレでの失態にけじめをつける
行動に、しつこくこだわっていたようにも思える。

彼が「光BOYは止めるつもり」と語った時、秘密会議の連中は唖然としただろう。
彼らは別に、蓋スレでの流れを問題視していなかったからだ。
定期的な報告会などはあるものの、いちいち細かくチェックなどしていない。
ただのゴッコだからだ。
ベンチャー企業、いわゆるITなどを仕事に積極的に活用しているような輩は、
非合理的な事を好まない。
スピードが遅く、手間のかかる事をとても嫌悪している。
楽なお金儲けに、価値観や美徳を見出す人が多い。
ある種の病的な信仰とすら言えるのかもしれない。
彼らには大なり小なり、そういう傾向があるのだ。

彼らの心理的な分析をした結果、仮にプロ固定のルールなどが存在していたと
しても、それらはただの基本的な心構えを説いたものにしか過ぎないだろう。
小学生でもあるまいし、校則に縛り付けようとして作られたものではない。
ニュース系の記者基準からしても、そういった大雑把な流れがある。

また彼のような優秀なプロ固定をクビにする事など、全く考えていなかった。
なぜならあそこまで妄執的に、粘着的に、悪魔的に、仕事を淡々とこなす
人材など、なかなか滅多にいないからだ。
それに彼は、とても仕事熱心で、2ちゃんねるにも忠実だ。
もし彼がいなくなったら、自分達でそれをやらなければならない事になる。
そう考えるだけで、ゲンナリして来るだろう。
アレは、普通の感性ではできないからだ。

これを読んでいる人は、試しにコテを付け、光BOYや明菜を演じてみるがいい。
少しだけならばともかく、長期間、他人にバカにされるのを耐えられるだろうか。
オレにはできないし、おそらく他の人でも同様だと思う。
自分の全人格を否定されるプレッシャーに耐えられるのは、自虐的な性格の
持ち主で、なおかつ他者や社会を憎悪し、最後の晴れ舞台である、多くの人々を
混沌の渦に落とすオチに、とてつもない快楽を得るような、人格的に破綻して
いる素質がないと難しい。
たぶん心の中に、「ナルシシズム」「自己嫌悪」「ルサンチマン」「ニヒリズム」
「虚偽性障害」及び「破壊衝動」といった複数の感情が同時に渦巻いてないとダメだ。
このような相反する強烈な内面性を幾つも有し、また犯罪を犯す手前の状態をキープ
し続け、さらに冷静で狡猾的な人物は、とても貴重な存在だ。
状況判断も早いし、頭もいいので、なおさら彼の価値は高い。(2ちゃんねる限定)
それゆえに、いかに「手許に置いておくか」すなわち「飼いならすか」という首輪が
重要となって来るのである。
その方法論として、「秘密会議ゴッコ」「監視者」「ルール」「縄張り」のような
ものがあるのではないか、とオレは仮定した。
協力者達の、親密な関係を築こうとするつもりがないのにもかかわらず、不自然な
ほど彼を気遣う態度も、こういった背景があれば納得できるというものだ。

「価値のないものに価値をつける=自分の存在価値が認められた」
こういった単純ではあるが、人を人として扱う基本原則(歪んでいるが)を、
一番喜んでいる対象者達であるがゆえに、人件費はそれほどかからない。
たぶん月給制で、それも普通のサラリーマン以下の給料だ。
バイト代感覚の、5~15万あたりが妥当だろう。
それで十分に、専属芸人達を酷使できる状況に持って行けるのだ。
もっともプロ固定制度の報酬体系には、こういった噂がある。

「2ch裏の歴史と噂話と真相:七章 プロ固定」
ttp://resistance333.web.fc2.com/newpage7.htm

しかしこのようなシステムでは、手間がかかりすぎるような気がする。
また自分のスレの進行具合で報酬が決まるという噂が本当であるのならば、
広大な2ちゃんねるを常時監視する組織も必然的に大きくなり、使う人員も
シャレにならないほど必要となってくる。(自動プログラムを組んでも、
それ自体がプロ固定の証拠となってしまうので、むしろ作るべきではない)
第一、人件費をどこから捻出するのか。
2ちゃんねるが、それほど儲かっているとも思えないので、すぐに破綻するだろう。
そんな基本的な事を想定できない、烏合の衆の集まりだとでも言うのか。
身内が増えれば、組織内部の機密保持が難しくなる事はバカでも分かる。
不公平感を生みやすい報酬システムは、裏切り者を出しやすく、とても危険だ。
「プロ固定」という都市伝説がネット界隈に定着すると、これらに関する噂の
流出がピタリと止んでしまったのもおかしい。
情報戦術の基本である「木の葉を隠すなら森の中」といったところか。
このように「プロ固定」に関する噂は、人為的なウソを混ぜ込んで、ばら撒かれた
可能性があるので、全てを信じない方が無難だ。
「プロ固定」という単語を見た途端、すぐさま思考停止して、何もかもが胡散臭く
感じてしまうようならば、あなたの思考が彼らに操作されている可能性がある。

話が逸れたが、ともかくプロ固定に適した人間とは、本来それほど多くのお金を
必要とせず、逆に2ちゃんねるに寄生する事で救われる人種、と捉えるべきだろう。


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