議論 de 廃棄物

環境・廃棄物問題の個別課題から問題の深層に至るまで、新進気鋭の廃棄物コンサルタントが解説、持論を展開する。

マニフェストの“いらない”記入欄

2009年07月22日 05時44分34秒 | 政策提言
 そもそも、マニフェストの記載方法が分かりにくいのです。例えば事例を設定して「じゃ、この内容で書いてください」という演習をしても、正確に書けない人の方が圧倒的に多いのです。宅配便の伝票を書き間違える人はいないのに。あれはそもそも雛形からして問題なのではないでしょうか。

 例えば、以下の【不要な記載欄】は混乱を招くだけなので削除してしまい、余った欄に“記入方法の説明”を付けるとかできないのでしょうか。確定申告書類だって記載例がくっついているじゃないですか。あれは個人事業主であっても書いてもらわないと困るから記入者に優しいのでしょうね。その点マニフェストなんか「ちゃんと書け、さもなくば、いざというとき成敗するぞ」ということで、成敗するためにもちゃんと書いてもらっているとかえって都合が悪いわけで・・・(言いすぎ)。

【不要な記載欄】
・中間処理産業廃棄物=排出事業者は書かないのに、欄はでかい。中間処理業者も□帳簿記載の通り にチェックするだけでオシマイにできる。形式的意味はわかるが、何の意味があるのか不明。

・最終処分の場所=実務上は、□契約書記載の通り にチェックするだけでオシマイ。これまた存在意義の分からない項目。

【説明不足な記載欄】
・整理番号=少しでいいので使用方法を書き込めないんでしょうかね。

・中間処理産業廃棄物=ネーミング最悪。排出事業者には何のことだかさっぱり分からない。

・運搬受託者、処分受託者、運搬先の事業場、積替え又は保管=もう少し素人でも分かりやすい表現にできるはず。サブタイトルくらい付けましょう。

・有価物拾集量=これだけでは全く意味が分からない。

・照合確認欄=処理終了日を書いていることがあります。これも説明不足。

【全般的に】
・何票のどこの欄を誰が書くのかが分からない。記入欄を線で囲って誰が何を書くのか説明すべきだと思いますが、いかがでしょうか?

・期限内に返送されなかった場合にどうしたらよいかが分からない。「条文を自分で探して調べろ!!」と言っても無理な話。参照条項くらいはマニフェストに書き込んでいただきたいと思いますが。

・毎年都道府県に交付等状況報告書を出す旨、どこかに書いたほうがよいと思いますが、どうなのでしょうか。

 もちろん、ココに上げたものを全部マニフェストに書き込むのはやりすぎですけど。。。知らなかったから守れていないという状態が多すぎるので、もっと守りやすいように普及策を練るべきだと思います。

 ということで皆さん、以上についてキチンと書けていますか?詳細は、アミタでやっている「廃棄物管理の法と実務セミナー【マニフェスト編】東京開催(10/23)」や「オンラインセミナー 廃棄物管理の手順とポイントが分かるシリーズ」はもちろんのこと、全国産業廃棄物連合会の「マニフェストシステムがよくわかる本」や「マニフェスト記載要領(直行用)」もご参照ください。

コメント   この記事についてブログを書く
« 占有者の意思というもの | トップ | 廃棄物管理の行政対策セミナ... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

政策提言」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事