議論 de 廃棄物

環境・廃棄物問題の個別課題から問題の深層に至るまで、新進気鋭の廃棄物コンサルタントが解説、持論を展開する。

廃棄物・リサイクルガバナンスのパートナー企業

2009年03月30日 05時38分54秒 | ウィークリー・トピックス
 先週は、産業環境管理協会が進めている「廃棄物・リサイクルガバナンスガイドライン(以下、WRGといいます)」の支援サービスの「パートナー企業」の連絡会に出席しました。「そんな支援サービス初めて聞いた」ですって??そうですか、そうかもしれませんねぇ。
 では、このWRGの登録事業というのがあるのはご存知でしょうか?おそらくは、このブログの読者でも「知らない」という方が5割を軽く超えるのではないでしょうか。

 で当日は、このWRGを今後どうしていきましょう、登録事業やパートナー企業の関わり方をどうしましょう、というディスカッションをしてきました。結論としては、とりあえずこのまま継続です。ただ私はWRGの考え方自体は悪くないので、改めて大企業を対象に普及していってもよいのではないかと思います。現在、結果として中小企業が主なサービス対象となっていますが、中小ではWRGの考え方なんてとても導入できないはずですから(やっているのは遵法監査くらい)。
 登録事業についてはメリットが少ないということで前進しないような気がします。電子マニフェスト、処理業者の優良性評価制度などが普及しない理由とおなじです。

 私としては、ガイドラインとしてはよくできているので、今後もこのWRGを事あるごとに紹介していきたいとは思っています。アミタ持続研のサービス内容とも合致していますし。

 そういえば、パートナー企業の1つであるリサイクルワンさん、最近カーボンオフセットで目立っていますが社名が事業内容とズレてきています。立ち上げ当初はそれでよかったのでしょうけど、社名を付けるのは難しいですねぇ。アミタなんかはすぐに意味が分からない社名ですが、逆にリサイクル、エコ、環境なんていう社名を付けていたら、今の事業内容とズレてしまいます。最近は“環境”ですらない仕事をやっていますから。
コメント
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