おかげ様で1位に帰り咲いております^^
予断を許さない状況ではありますが
皆さまのクリックの賜物です。本当にありがとうございます。
無理のない範囲で1位を維持できたら、と思います。
よろしくお願いいたしますm(__)m
綿麻の更紗染め、寒い時期には見向きもされなかったのに
ここに来て人気上昇中。 残りピンクのみとなりました。
そこで 更紗の定義ってなんですか?とのご質問が。
更紗は 世界各地でさまざまな発展を遂げ、
日本の染織りにも深く影響を及ぼしましたが、
その多様さも手伝ってはっきりした定義が難しくなっています。
大まかに「花や人物などの模様を染めつけた木綿の布」というのが
世界の共通の認識になってはいるようです。
日本では着物の柄として絹に染めたものが主流です。
エキゾチックなこの柄はインドが起源とされています。
木綿の産地でもあるインドは染色も様々に発展しました。
紀元前3000年頃には
木綿織物に手描きの更紗が染められ始めています。
初期の更紗は枝などの細いものでロウケツ染めにしたものでした。
それがインドから世界中に広まり
それぞれの土地で独自の更紗となっていったのです。
まずはペルシャへ渡り ペルシャ更紗になりました。
イギリスやフランスへも広がってヨーロッパの花模様へと繋がります。
もちろんアジアでは タイ更紗、バティックの名前で知られるジャワ更紗、中国更紗もあります。
チャンティンはバティックの一技法で インドネシアのジャワ更紗です。
日本に渡ってきた更紗は
室町時代に南蛮渡来の舶来品として上流社会で珍重され
茶人の間では名物裂として愛用されました。
国内で更紗が作られるようになるのは
木綿の栽培が普及した江戸時代です。
当初は院だ更紗やジャワ更紗を模したものでしたが
次第に日本独自の模様や構成が取り入れられ
日本風に変化して和更紗となりました。
各国で文様も技法も別々に発展して 一見全く別の模様になりましたが
どれもなんとなくエキゾチックで密度が濃く
それが「更紗らしさ」になっています。
現在日本で染められている更紗は
長崎の天草更紗、鍋島藩が保護した鍋島更紗、
京友禅のように華やかな京更紗、
多数の型紙を使う江戸更紗などです。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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