★みずうみ
2006-09-28 | 本
川端康成って聞くとノーベル賞作家で、「雪国」とか「伊豆の踊り子」とか、純文学と呼ばれる(?)小説を書くお固い方だと思っていたのだが。。。
びっくり!読み始めたらストーカーの銀平という男が主人公。はなっからその銀平さん、美しい女性の後を着けて、ハンドバックで殴られて快感!で、その落として行ったハンドバックから札束が。どうしようと思ったけど怖くてそのお金を持って逃走!今はトルコ風呂で魅力的な声の女の子に身体を洗ってもらっている。。。何だこりゃ、ただのエロ変態小説か~?
で、読み進めていくうちに、自分の教え子と出来ちゃって教職を追われたって事が判明?!そのうち、たまたま犬の散歩をしていた美しい少女に出くわし、その清楚な色香に酔って銀平さんは過去と想像と夢がごっちゃごちゃになるのだ。ところが、あれほど女性の美しさというものに幻惑されていた銀平さんは、肌の黄色い、胸もあるのかないのか分からないような骨の太い、長靴を履いた中年女性と床を共にするだろう。。。俺にとってこれが現実か?ってところで小説は終わる。
うわっ、これ何時書かれた小説なの?と解説を見たら、1954年に「新潮」に掲載されてたって書いてあった。50年前にもすでにストーカーっていたんだ?!
ただね、やっぱり川端康成って凄いのかな?はじめは嫌悪してた世界だけど、なんか美しさをだんだん感じて後半は何も他の事できずに一気に読んでしまいました。
びっくり!読み始めたらストーカーの銀平という男が主人公。はなっからその銀平さん、美しい女性の後を着けて、ハンドバックで殴られて快感!で、その落として行ったハンドバックから札束が。どうしようと思ったけど怖くてそのお金を持って逃走!今はトルコ風呂で魅力的な声の女の子に身体を洗ってもらっている。。。何だこりゃ、ただのエロ変態小説か~?
で、読み進めていくうちに、自分の教え子と出来ちゃって教職を追われたって事が判明?!そのうち、たまたま犬の散歩をしていた美しい少女に出くわし、その清楚な色香に酔って銀平さんは過去と想像と夢がごっちゃごちゃになるのだ。ところが、あれほど女性の美しさというものに幻惑されていた銀平さんは、肌の黄色い、胸もあるのかないのか分からないような骨の太い、長靴を履いた中年女性と床を共にするだろう。。。俺にとってこれが現実か?ってところで小説は終わる。
うわっ、これ何時書かれた小説なの?と解説を見たら、1954年に「新潮」に掲載されてたって書いてあった。50年前にもすでにストーカーっていたんだ?!
ただね、やっぱり川端康成って凄いのかな?はじめは嫌悪してた世界だけど、なんか美しさをだんだん感じて後半は何も他の事できずに一気に読んでしまいました。