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<インド> 343世帯入居の高級高層マンション爆破、環境規制違反で。

2020-01-17 09:00:37 | インド・東南アジア・中央アジア

インド、343世帯入居の高級高層マンション爆破、環境規制違反で。 

2020年1月16日 19:21 発信地:コーチ/インド    AFP
 
 
インド南部ケララ州コチで、建築規制違反だとして爆破解体命令を受けた高級高層マンション(2020年1月11日撮影)
 
 


【1月16日 AFP】インド南部の港湾都市コチ(Kochi)で先週末、水辺に建設された高級高層

マンション4棟が環境規制に違反しているとして、住民らの見守る中で爆破解体された。

地元ケララ(Kerala)州当局は違法建築の取り締まりに力を入れており、異例の厳格な措置が取られた。

 

 爆破解体されたのは、いずれも富裕層が住む市内マナドゥ(Maradu)地区に建てられた豪華な

高層マンションで、計343世帯が入居していた。

 

 まず、地元名所の水郷地帯が見渡せる19階建ての複合ビルが11日に爆破され、計90戸がものの

数秒でがれきと化した。数分後、耳をつんざくごう音とともに、ツインタワーを擁する高層マンションも

崩れ落ちた。翌12日にはさらに2棟が爆破された。

 

 インドは近年建設ブームに沸いているが、安全性をはじめとする各種規制を開発業者が無視する

ことが多く、地元当局も黙認しがちだ。民間建設業者によるマナドゥ地区への高層マンション建設は、

地元自治体が2006年に許可した。だが昨年、インド最高裁は、業者が環境的に影響を受けやすい

沿岸地域での建築規制に違反したと認定し、環境の「巨大な損失」だと非難した。

 

 業者を信用して富裕層向け高層マンションを購入した住民らは、損害を取り戻すべく、これから

長期にわたる賠償請求裁判と向き合うこととなる。中には、老後の蓄えをつぎ込んでしまった住民もいる。

 

 爆破解体されたマンションの一室を14万5000ドル(約1600万円)で購入した男性は、

「自分たちの夢が目の前で粉々になるのがあまりに辛くて」妻と子どもたちは解体の様子を見に

来なかったとAFPに語った。

 

 ケララ州は、アラビア海(Arabian Sea)と並行して潟湖(ラグーン)や湖が広がる景観で有名だが、

環境破壊に弱い地域でもある。2018年には過去およそ100年間で最悪といわれる洪水で400人以上が

死亡した。この惨事について専門家は、沿岸部の建設計画に対する規制を軽視して住宅やホテル、

リゾート地開発に熱中した地元自治体の責任を指摘している。

インド南部ケララ州コチで、建築規制違反だとして爆破解体される高級高層マンション(2020年1月11日撮影)





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