【9月5日 時事通信社】米ホワイトハウスは4日、シリアのアサド政権軍が反体制派の拠点、北西部イドリブ県に

総攻撃を仕掛けるとの観測が広がっていることを受けて声明を発表、

「アサド大統領が再び化学兵器を使用すれば、米国と同盟国は迅速かつ適切に対応する」と述べ、

報復攻撃も辞さないと警告した。


 トランプ政権は昨年4月と今年4月の2度、化学兵器を使用したとして、アサド政権側を攻撃している。


 トランプ大統領は3日のツイートで「アサド氏は無謀にも攻撃を仕掛けるようなことをしてはならない」と述べ、

総攻撃の回避を求めた。ただ、アサド政権の後ろ盾ロシアは4日、8月中旬以降中止していたイドリブ空爆を再開したと

みられ、総攻撃開始の可能性が高まっている。