一昨日の日曜日、一宮市尾西歴史民俗資料館で行われた講座「宿場に現れた動物たち」【美濃路編】を聴いてきました。
講師は資料館学芸員の宮川充史さんで、開催中の夏季特別展「動物たちからみる武士の時代の一宮」に関連した講座です。
享保13年(1728年)にベトナムから長崎にやってきた象さんは、将軍吉宗に謁見するため陸路江戸までの長い旅に出ます。
岡山、大阪を経由して京都に入り、京都では天皇に拝謁したそうです。
京都を4月29日に出発し江戸到着が5月25日ですが、途中箱根で象さんは病となり4日間余分に逗留。
京都からは、実質23日間の旅だったようですが、京都・江戸間を495kとすると、1日当たり22kmを象さんは歩いたことになります。
長崎出発が3月13日で、江戸までの総日数は70日余り。
象さんも疲れたでしょうが、お連れの人たちの気苦労は並大抵ではなかったことでしょうね。
宮川さんのお話は、象さんの行列にからんだ事件はもちろんのこと、江戸時代の舶来動物を取り巻く事件についても、当時の役人、庶民の心の奥深くまで覗き込んだ解説で、あっという間に時間は過ぎていきました。
講師は資料館学芸員の宮川充史さんで、開催中の夏季特別展「動物たちからみる武士の時代の一宮」に関連した講座です。
享保13年(1728年)にベトナムから長崎にやってきた象さんは、将軍吉宗に謁見するため陸路江戸までの長い旅に出ます。
岡山、大阪を経由して京都に入り、京都では天皇に拝謁したそうです。
京都を4月29日に出発し江戸到着が5月25日ですが、途中箱根で象さんは病となり4日間余分に逗留。
京都からは、実質23日間の旅だったようですが、京都・江戸間を495kとすると、1日当たり22kmを象さんは歩いたことになります。
長崎出発が3月13日で、江戸までの総日数は70日余り。
象さんも疲れたでしょうが、お連れの人たちの気苦労は並大抵ではなかったことでしょうね。
宮川さんのお話は、象さんの行列にからんだ事件はもちろんのこと、江戸時代の舶来動物を取り巻く事件についても、当時の役人、庶民の心の奥深くまで覗き込んだ解説で、あっという間に時間は過ぎていきました。