クロスバイクで元気

念願叶った定年退職の身は、先立つ物は細く時間は太くの狭間。
歩いて、自転車に乗って感じたことを、気ままに書き続けます。

白石明さんの切り絵には、連綿と続く黒い線の力強さ

2016年07月05日 16時57分16秒 | 美術展
黒い紙にデザインナイフ1本で、切り込みを入れていくそうです。
複雑な線の構成が、只1ヶ所も千切れることなく連綿と続いています。
お話を伺えば、間違って切ってしまうことはなく、丹念な根気のいる作業で、1日、少しずつ完成させていくとのこと。

黒い線の力強さと、切り取られた空間の向こうにのぞく色合いの優雅な和紙とが奏でる切り絵作品には、甘美な生命力が溢れています。

夏椿などの植物、鶹(みみずく)、知恩院の僧侶、.....。
作品創りを始めて10数年、もうすぐ79歳になられるという作者の白石明さんの素晴らしい作品が、会場には目白押しです。

「白石明 切り絵展」は、一宮市の尾西歴民俗資料館で10日(日)まで開催中です。

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