世界メディア・ニュースとモバイル・マネー

世界のメディアから、「バーチャル・マトリックス・タイムマシン」に掲載するために集めた面白そうな情報を紹介します。

「現金大国」支える職人技!紙幣の彫刻師たち。

2019-05-22 15:21:19 | 犯罪と裁判


日本経済新聞 電子版は2019年05月21日に、政府・日銀は2024年度に新しい1万円、5千円、千円の紙幣を流通させる。

3次元(3D)のホログラムといった最新の偽造防止技術を採用するが、大本の原版は国立印刷局の専門職員が手作業で彫ると報告した。

https://time-az.com/main/detail/68544

ほぼ20年に1度しかない紙幣刷新のために、「現金大国」を陰から支える職人芸技術を毎日磨き続けている。

実は、手元に、ベルリンの国立印刷局(Reichsdruckerei)のスタンプが押されたデュラーの偽版画がある。
これは、紙幣の印刷技術を向上させるための訓練で作られたと聞いたことがある。

また、ドイツはナチ時代に「破壊工作」として、偽札を作ったことで知られるザクセンハウゼン強制収容所囚人(Sachsenhausen concentration camp by prisoners)に、原版を作っていたのもベルリンにあった国立印刷局であったと言われている。

2019年05月17日に、日本の国立印刷局が報道陣を対象に開いた東京工場の見学会を開いた。

紙幣のデザインを印刷するために必要な原版を彫る作業の取材では、「彫刻師の顔は撮らないでください。」と、職員から注意された。
職員は、極めて高い技術を持つ職員は秘中の秘。「紙幣偽造などの犯罪に巻き込まれるリスクを防ぐため」と説明した。

紙幣の原版はビュランという特殊な彫刻刀で金属板に彫る。ルーペをのぞき込みながら、1ミリメートル幅に10~20本の線を入れていく実に細かい作業になる。印刷局の工芸部門に所属する彫刻師はわずか10人。国立印刷局の松村武人理事長は、「一人前になるまでには10~20年かかる。」と語った。

製版以外の造幣工程では、大判用紙に20枚ずつ印刷された紙幣の色合いや汚れを機械で検査する。

機械では見極めきれない白い筋や、微妙なインクの濃淡を見つけるのは人の目で見つけることになるという。

大部屋の検査室では、検査員がパラパラとリズムよく大判の束をめくっていく音が響いていた。1枚あたり1秒という速いスピードで、残像によって微少な違いを判断するという。

これこそ、ステレオグラムを使った方が、容易に明らかになるとこだろう。
誤差をベクトルで表示する技術は、スイスにある地図製作の会社で見た。

どの誤差まで許すかもベクトル数値で判断できる。

明治初期にさかのぼる日本の国産第1号は、外国人技師を雇い、肖像の彫刻など製版技術を教わったという。

また、当初は印刷機械を外国から輸入していたが、今では機械もインクもすべて印刷局が独自に開発している。

一方、海外では造幣作業の一部または全部を国内外の民間企業に委託している。

以前、凸版印刷の板橋工場で、雑誌「グラフィックデザイン」の製版で、特殊な方法を実験した時、現場には多くの国から依頼されたお札を印刷しているところを通ったことがある。

現行の紙幣のホログラムは、角度によって見えるデザインが入れ替わる2次元のものだが、新紙幣では3次元となる。
紙幣を動かすと浮かんだ肖像が左右に「回転」する。

財務省によると同技術の銀行券への採用は世界初だという。
1万円札や5千円札は縦長の帯(ストライプ)状、千円札は丸いパッチ状のホログラムになる。

私は手元に、高速回転すると、映像が浮き上がってくるホログラムを持っている。
将来は、このような技術も採用されることだろう。


政府は25年にキャッシュレス決済の比率を現在の20%から欧米並みの40%に引き上げる方針を掲げるという。

だが、日本は世界でも現金比率が突出して高い。

高齢者など利用者側への浸透や店側のインフラ整備といった課題もあり、キャッシュレス化は簡単には進まないと見る向きは多い。

「まだまだ紙幣の需要は高く、我々も技術を磨き続ける必要がある。」と、印刷局の中村毅総務課長は気を引き締めていたという。

ただし、イギリスの紙幣の女王は、若すぎるということが話題になったことがある。

また、北朝鮮が偽札を作っているとわかっていて、米国のドナルド・トランプ大統領(President Donald Trump)が、北朝鮮の金正恩(Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長と握手するのは異常だという意見も聞いた。

また、絶対に偽札ができないと言い切れない。

いちいち、もっともである。

2019-03-13---北朝鮮が仮想通貨ハッキングで、US$約6億7000万荒稼ぎ。
2018-04-19---福岡の7神社で、偽の1万円札、相次ぐ。
2018-03-26---フィリピン、6種の新硬貨発表。23年ぶりデザイン変更。
2018-03-15---台湾の紙幣と硬貨、全面刷新なら費用は450億元。
2017-12-12---韓国で極めて精巧な偽US$100札発見!
2017-09-14---旧1万円札の偽札密輸で、66歳の男逮捕!
2017-05-30---『現金の呪い』
2017-02-24---インドの国営銀行のATMから、出納「子ども銀行」偽札の犯人逮捕!
2016-04-23---紙幣に、女性が登場する国は、まだこんなに少ない!
2016-04-22---イギリスの新しい£20紙幣デザインは画家JMWターナー。
2015-11-12---ジョークではない!中国新100元札、ATMで偽札扱い!店でも使えない。
2015-04-13---米国は、封建的な男性至上主義(sexist)の国家?
2014-08-09---読者は、ドル紙幣に印刷する女性を選ぶ。
2014-05-15---子どもの絵本から偽米ドル札7万枚。
2014-03-19---新しい£1コインは、偽造と戦うようにデザインされた。
2013-10-08---米国の新しいUS$100紙幣が発行された。
2012-02-17---ナチは、偽札を作っていた!
2009-12-16---ドル紙幣をハイテク化することになった。
2009-06-23---韓国で、新最高額紙幣5万ウォン札の流通が始まった。
2009-06-14---北朝鮮の偽US$100札製造技術の精巧さが、新しい疑問を生んでいる。
2007-03-13---アダム・スミスを描いた20ポンドの新しい紙幣を発行した。
2005-01-25---ユーロ紙幣とRFIDチップ。
2003-06-04---ECBがユーロ紙幣に日立のmu-chip導入で、契約を更新した。



この記事についてブログを書く
« カンボジアの中国ギャング集... | トップ | 日本が、カンボジアのノロド... »
最近の画像もっと見る

犯罪と裁判」カテゴリの最新記事