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オーストラリア、EUとFTA交渉。自動車税廃止検討。

2018-08-21 10:09:06 | 経済



アジア経済ニュースNNA ASIAは2018年08月20日に、オーストラリアの新聞「オーストラリアン(The Australian)」は、オーストラリアがEU(European Union/欧州連合)と交渉中のFTA(Free Trade Agreement/自由貿易協定)で、オーストラリアに輸入される新車への関税5%と高級自動車税33%の廃止が検討されていることが分かった。オーストラリアは、国産車の製造を2017年で終了したことから、FTA締結のためには見直しは避けられないとみられていると伝えたと報告した。

https://time-az.com/main/detail/65508

自動車輸入関税は、日本やタイ、韓国製の自動車に対しては、それぞれの国との二国間FTAにより、既に廃止されているが、EUに対しては5%の課税のほか、LCT(Luxury Car Tax/高級自動車税)も対象となっている。LCTはGST(Goods and Services Tax/消費税)など諸税込みでA$(豪ドル)6万6,331(約536万円)以上の車両に課されるが、100km当たりの燃料消費量が7リットル未満の低燃費車の場合は、LCT対象額がA$7万5,526以上となっている。

財界団体のEABC(European Australian Business Council/豪欧ビジネス・カウンシル)の副代表を務めるクリーン(Hon Simon Crean)元貿易相は、輸入自動車税と高級自動車税は、連邦政府の歳入にそれぞれ年間5億豪ドル、A$7億と大きく貢献しているが、関税を廃止することによる損失よりも、FTA締結による農産物やサービスなど主要産業の輸出がもたらす利益の方が大きいと指摘した。またオーストラリアの消費者も、スウェーデン製のボルボ「XC90」など環境に優しい乗用車がより手に届きやすくなることで、恩恵を受けるとした。

EU市場に対する事前調査によると、オーストラリアへの輸出増加により、大きな恩恵を受ける主要産業は自動車分野だとされており、FTAが締結されれば52%の収益増となることが見込まれている。

一方、オーストラリアからの農産物、特に牛肉や羊肉の輸入による現地農家への影響が、FTA交渉でのEUの最大の懸念となっていると伝えている。

日本にとって、オーストラリアとEUの自動車税廃止で、ビジネス競争が激しくなるが、仕方がないだろう。

また、スティーブン・チオボー・ オーストラリア連邦貿易・観光・投資大臣(The Hon Steven CIOBO MP, Minister for Trade, Tourism and Investment of the Commonwealth of Australia)は、インドネシアと香港とそれぞれ交渉中のFTA2件を、年内に妥結できるとの見通しを明らかにしたとも伝えている。

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