悪性脳腫瘍に対するレーザー治療

悪性脳腫瘍で苦しんでおられる患者様、および御家族に、私が開発したレーザー治療の有効性、安全性を紹介します。

日本脳神経外科コングレス

2017-05-17 00:56:52 | 日記
5月12日、パシフィコ横浜にて開催されている第37回日本脳神経外科コングレスにおいてPDTの講演をさせていただく機会を得ました。ランチョンセミナーにおける30分間の講演ですが、会場には座席が無くなるくらい、多くの先生方が臨席していただけました。PDT開発の経緯、3年の臨床経験から感じた課題とその対策、国内・海外でのPDTの趨勢そして、今後の展望などにつき、話させていただきました。いくつかの貴重な質問もいただき、今後の糧としていきたいと思います。前日に行われたPDTの講習会にも、46名もの脳外科医が参加してくれました。これで、国内では100施設、170名もの脳神経外科医師がPDTを施行し得る資格を持っていることとなりました。現在は国内15施設のみがPDTを行なっています。いつかこの100施設で行われる様になる日を夢見ています。

原発性悪性脳腫瘍に対するPDT〜世界へ〜

2017-05-04 00:20:02 | 日記
原発性悪性脳腫瘍に対するPDTが保険適応となって3年4ヶ月が経過しました。保険適応となる以前の臨床研究の段階での14症例を加えると、のべ63名の患者様にPDTを施行させていただきました。この3年でPDTのいろいろな課題が見つかりましたし、それぞれを解決してゆくことが、本治療法の開発者としての責任と感じています。5月に開催される日本脳神経外科コングレスのランチョンセミナーにおいて、これらの経験を総括させていただく機会をいただきました。徐々に国内で普及してきているPDTであるからこそ、新規に開始される先生方の疑問点に答えられる様に、検討していきたいと思います。私の活動は世界的にも高い評価をいただいており、6月にポルトガルで開催されるこの分野の最高峰の国際学会のcomitteeに選ばれ、脳神経外科学分野の責任者に任命されました。20分間ですが、基調講演のチャンスもいただいています。All Japanで開発したPDTがいよいよ世界的に認知される時が来ました。5月、6月と学会活動に邁進したいと思います。一人でも多くの悪性脳腫瘍の患者様が笑顔となれる様に、これからも本治療を広めていきたいと思います。