悪性脳腫瘍に対するレーザー治療

悪性脳腫瘍で苦しんでおられる患者様、および御家族に、私が開発したレーザー治療の有効性、安全性を紹介します。

硬膜下電極留置

2014-09-16 23:22:14 | 日記
覚醒下手術は多く行っていても、硬膜下電極を留置して、詳細な脳機能マッピングをしてから、二期的に脳腫瘍摘出術を行う経験は少ないです。
言語や運動などは覚醒下手術にての皮質・白質刺激にて、機能温存と最大限の腫瘍摘出を遂行することが、ほぼ可能となりました。
しかし、高次脳機能、特に優位半球の頭頂葉病変の手術においては、術中にしっかりとしたマッピングを行うことは、時間も長く、患者さんに与える負担も大きく困難です。
今回は軽度の失行で発症した、左頭頂葉の大型のグリオーマでGrade 3が疑われます。まず、硬膜下電極を腫瘍の外下側の縁上回・角回に留置しました。これからゆっくりとベッドサイドにて脳機能マッピングを行い、3日後に再手術にて腫瘍の可及的摘出と機能野に対してPDTを行う予定です。
結果もまた、報告します。

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