卆寿の旅

平成30年8月3日、満九十歳 卆寿になり、「八十路の旅」を「卆寿の旅」にタイトルを変更し、徒然なるままに記します。

ツバメ物語

2009-06-25 18:39:46 | Weblog

 ツバメの巣の下に、糞受けに雨傘を吊しておくと便利。


 今年もツバメがやってきた。車庫の桟にするか、納谷の軒(横柱)にするか、しばらくは二羽のツバメが、けたたましく、「ああでもない」「こうでもない」と、言い争った後、やっぱり車庫の中の、昨年補強をした巣作りの中に、決めた様子だった。
 巣の中で卵を抱えたのは、6月に入ってからだったろうか、やがて、卵の殻が、一つ、二つ、落ちていた。こうなると、ツバメが孵ったことを意味する。やがて
巣の中で、小さい生き物が、うごめくのが感じられる。

  口うつしにエサを与える親ツバメ。


 ところで、ここ2,3年、巣立つ前に、何ものかに、さらわれるのか、突如、姿が見えなくなる。一度は犯人は蛇が忍び込んで、一晩のうちに、孵った5羽を、見事に呑み込んで、サッシの隙間からでられなくなっていたのを目撃した。後の2回は、犯人は不明だが、家に棲みついていた、イタチのような気もするが、確かではない。また、この頃になると、妙に近くに住み着いているカラスの様子がおかしい。近くの家の屋根の上に止まって、じっと伺うように、車庫のあたりを窺う。

 いずれにしろ、うまく巣立っていった試しはない。近所の人の話でも、みな同じことだった。

 今年は、何とか、無事に巣立つのを、見とどけてやりたい。私は、野菜づくりの忙しい合間に、蛇が草むらから、入って来ていないか、不審なものが天井にへばりついていないかを、一日中注意を払った。カラスは、猿おどし鉄砲で、追っ払った。2羽の親ツバメは、一刻を惜しんでエサを運ぶ。雨の日も、風の日も、近くの山あいを駈けめぐって、子育てをする。


  巣立ちも間近だ。無事に巣立つを祈る。

6月29日(月)、午前10時頃、一番活発そうな1羽が、羽を広げて飛び立つのを家内が、偶然に目撃した。「とんだ、とんだ」と、息せき切って、家内が叫んだ。私もすぐに車庫の巣のところに行って、飛び立つのを、この目で確かめようとした。1羽、2羽と続けて飛び立つ姿を目の当たりにした。えもやらぬ気持ちが、私のまぶたを熱くした。感激。
 4羽目は、なかなか飛び立たなかったが、それでも11時頃には、みんなの元に合流した。

「まあ!・・・」と家内が叫んだ。「今日は一粒万倍の日です」
 日めくりを見ると、なるほど「一粒万倍」と、載っていた。あいにくと午後からは雨降りとなったが、半日、近くの電線に止まっていたが、夕方には4羽とも、再び、車庫の中の、育った巣の元に戻ってきた。ツバメ物語である。

コメント

初夏の野菜収穫

2009-06-09 13:14:31 | Weblog

 あっという間に6月。春先に植えた野菜の収穫時期です。ブロッコリー、レタス、タマネギなど、たび重なる猿の来襲にもひるまず、猿よけ網のお陰で、何とか被害もなく収穫できました。

 これは珍しいことなんです。山猿の集団がやって来ると、田んぼで作っているものは、無傷ではすまされません。エンドウ、ジャガイモ、タマネギ、イチゴ、ニンジン、ダイコンなど、手当たり次第に、引き抜き、手でもぎ、その場で食い荒らし、やりたい放題、手のつけようがないといった状態です。それに、はなれ猿も、近くの山に、常駐とくると、爆竹や、猿おどしロケット花火ぐらいでは、追っ払えません。田んぼにへばりついていても、わずか数分、その場所を離れると、その間に、ジャガイモ、タマネギなどを掻っ攫ってゆきます。

 

 猿よけ網で囲み、裾を防獣網(1m×50m)で覆い、二重に防護して猿などの侵入を阻止。


 ぐるりを山に囲まれた私の集落は勿論、山あいの何処の集落でも、被害は大なり小なり、あまりよいニュースは伝わってきません。
  
 でも、私の場合、猿よけ網(高さ3m、長さ20m)を2セット、つまり10m四方を、2.7mの支柱を立て囲み、その上を防鳥網を被せるといった、完全武装で、今のところ難を免れています。


4月中頃4号田に植えた3個のうちの一つの
レタスです。ほんまに大きな見事なレタスでした。その隣に植えた8本のキャベツは、すべて見事に巻きはじめて、収穫も間近い。(6月中旬に収穫予定)


 ブロッコリーです。約8mのウネに、ブロッコリー5本、キャベツ8本、レタス3本を植えたブロッコリーです。すごく大きくて、うまい。孫に大人気の野菜です。バックの冷凍用のパック(27.9cm×26.8cm)は、右がヌカのボカシで、左が落ち葉たい肥です。ともに自然栽培の中心的肥料です。それにしてもパックと比べてもブロッコリーの大きさが分かると思います。


  タマネギです。

 今年のタマネギは特に思いいれがあります。昨年は山猿の被害で、少し早めに収穫したので、すべて小さくて、今ひとつでした。猿に食わすぐらいならと、熟するのを待ちかねて、収穫したからです。それだけに、今年の無傷の、充分熟したタマネギの収穫は、自然に私たちの顔がほころんできます。充分に乾燥して、家の物置小屋(納谷)に吊しました。家の軒下では、やっぱり、どうしても猿に襲われるのです。



 まあ、猿との知恵比べの八十路の暮らしです。

コメント