ぢろーらものおもちゃ箱:引っ越し後

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一社目の早期退職:「メモ魔殺し」が原因?

2012-11-21 01:55:50 | うんちく・小ネタ

ぢろーらもは現在の会社で5社目なのですが、以前のブログ「新人研修:4泊5日の缶詰め」でも書いたように、そのときの会社はすぐに辞めています。どれだけ早いか・・・というと、「4月1日入社(ただし新入社員研修は3月29日から開始)、4月23日退職。社歴23日」という短さです。今日はそのときのことを思い出してみます。

新人研修:4泊5日の缶詰め」の新人研修のあと、ぢろーらもは翌週から電話工事などの現場に配属されます。

1日目は現場には行かず、直属の上司(係長)にマンツーマンで機器のことや工具の使い方など、基本的なことを丁寧に教えていただきました。そのときの上司には割と親切に教えていただきましたし、「ああ、このグループの雰囲気も悪くないのかな・・・」と思えました。このときは「多分、今後も続けられるはず・・・」というよくわからない自信を持っていました。

この部署では4つのチームにわかれていて、それぞれのチームにリーダー(主任)がいました(それらをまとめているのが、直属の上司である係長です)。ぢろーらもも、そのうちの1つのグループにはいります。

実際、辞めるに至った過程としてはいろいろとあり、今後の方向性的にも別の道を進んだほうがいいかな、と早めに見切りをつけたことにより、23日という「スピード退職」に至ったわけですが、それは2日目の時点でいきなり出鼻をくじかれた、というところからスタートしたのかな、という気もしています。まあ、もちろん人間関係そのものがもとで辞めたわけではないんですけどね。

ぢろーらもの班のチームリーダーとはそのときに初顔合わせだったのですが、まずその人とウマがあわなかったな・・・。最初に顔をあわせたときも「これからよろしく」というよりは、どちらかというと「(学歴あるみたいだけど)あんまり調子に乗るなよ」みたいな挨拶をされたのを覚えています(他の3人のリーダーはもっと親切みたいですが、たまたまその人だけそのような感じだったみたいです)。まだこっちは挨拶以外は一言もしゃべってないんだけどなぁ・・・。なんか、感じ悪い人だな・・・。ま、それはいいんだけど・・・。

この日、現場仕事はそのリームリーダーと2人で3つほど現場をまわりました。一応、そのときには現場でのリーダーの作業を観るだけでなく、移動中などにいろいろと教えてもらいました。それ自体はありがたかったです。

ただ、このときリーダーに言われたことで、ぢろーらもを非常に困惑させることがありました。それは

「客先でメモはとるな」

です。

仕事以外でぢろーらものことをご存じの方は知っている人も多いと思いますが、ぢろーらもは「メモ魔」でございます。もちろんそれはプライベートだけではなく、仕事でも当然そうです。書籍やインターネットの情報のように「調べればわかる」情報だったり、もともとメールのように文字になっているものであればいいのですが、そうでないことについては、自分の記憶力に頼らず、自分で文字として残しておくのが仕事を覚える上で有効だと思っています。

まあ、ぢろーらも自身、記憶力に自信がないからメモらざるを得ないというネガティブな側面もあるのですが、普通に考えると、よほど記憶力に自信がない限り、忘れないうちにメモをとるべきだと思います。もちろんその人の能力に依存する部分ではありますし、いくらでも例外はあると思いますが、けっこう「仕事でメモする習慣がない人に限って一向に仕事を覚えない」って話は各所で耳にしますしね・・・。

もちろん、「客先でいろいろメモをするような奴だと、新人だと気が付かれてしまう。そういう雰囲気をみせないため、客先でメモをとるべきではない」という考えも、一理はあるとは思います。でも、自分が客の立場だとしたら、メインで対応している人の付き添いで来ている人が特に何も仕事らしい仕事をせず、基本的には横で立っているだけで、たまに「車から~(道具)とってきて」と言われているだけの人だったら、少なくとも「経験の浅い人」だとはすぐに気が付くと思うんですけどね。

だったらお客さんも逆に「経験少ないならメモくらいしろよ」と考えそうなものです。実際、他の人と話す限り、このチームリーダーと同じ考えの人はおらず、他のチームの人(実際、自分のチームの人だけでなく、他のチームの人といっしょの現場のこともけっこうあります)も含め、それ以外の先輩は皆「ちゃんとその場で(忘れないうちに)メモしておいてね」と言ってました。

この当時は先輩ごとに違うことを言われたことに混乱してしまい、余計に自信をなくしてしまった、ということがありました。言い方が適切ではないのかもしれませんが、そのときは悪い意味で「クソ真面目過ぎた」んだと思います。もちろん今だったら、「人によって真逆のことをいうことは、よくあること」ってのはよくわかりますし、各上司、先輩、同僚、後輩の意見、利害関係を考慮したうえで、自分の中で結論を出さなくてはいけない状況ってのも理解できるんですけどね。

まあ、メモうんぬんの話はこのくらいにして、そのあとの話をします。

その週は、その後はリーダー以外の人とまわり、いろいろと疑問を感じつつも、いろいろと仕事に関しては見ることができました。でもまぁ、この時点で「もうこの会社には長くはいないな・・・」と見切っていたのですがね・・・。

次の週は現場仕事ではなく、外部研修でした。いろいろとお勉強できたのもよかったですし、金曜日の歓迎会を除いては17時きっかりで帰れたのがよかったな・・・ってのはありました。さすがに全部は一気に覚えられないけど、現場仕事をしていく中で覚えるのかな・・・と考えられるきっかりにもなりました。

研修を受けたのは、ぢろーらもを含め新入社員5人でした。年齢的にはぢろーらもの2つ上から2つ下というように、ほぼ同世代でしたね。彼らは「転職組」なので、新卒研修を受けているわけではありません。このとき、ぢろーらもとはそのときに初対面でした。

現在はネットワークSE的なことをやっているぢろーらもですが、このときの仕事はなんというか、「職人的」な仕事です。その部分で肌にあわなかったのもありますが、部員のバックグラウンド的にも、ぢろーらもとは違う世界で生きてきた人のように思います。もちろん、偏見を持っているわけではないですが。

ぢろーらもの他の新入社員4人は、元暴走族総長1人(彼が最年少だったので、ぢろーらも含みほかの人には気を遣ってました)と、元チーマー3人でした。ごめんなさい、ぢろーらもには全く未知の世界です・・・。彼らの過去の贖罪について追及する気はありませんが、少なくともぢろーらもに対しては彼らみんな親切でしたよ。「ぢろーらもくんはすごく自分の信念を持ってて、そういうところはとてもいいと思う」って、言ってくれた人もいました。

ある意味、この中でぢろーらもは一番頑固、というか、わがままで世間知らずしたね・・・。既婚者(子供あり)2人、彼女あり2人に対して、当時のぢろーらもは「彼女いない歴=自分の年齢、しかも親も元で両親は健在」というステータス、このときは守るべきものがあったわけでもない、という気持ちがそうさせたのかもしれません。まあ、このときは最悪親に頼ればいい、という甘えだったのだと思いますが・・・。

(ちなみに何度か別記事で書いているように現在ぢろーらもは既婚、両親はすでにおりません)

翌週は再び現場でした。別のチームのリーダーともいっしょにまわったこともありましたが、正直なところ、その人達のほうがいい雰囲気で楽しくまわることができました。ただし、再び自分のチームの先輩といっしょに仕事をしたときに「ああ、やっぱりぢろーらもは向いてないかな・・・じゃあ、やはり早いうちに・・・」ということもあり、その週の金曜日にチームリーダーと係長に退職の意思を伝え、その後部長とあって、その場で退職願を出し、即日退職となりました。1か月未満での退職ということで、年金とかの関連で、雇用主であればすぐに確認できる形での「汚点」として残ってしまうことにはなるのですが、結果的に次の就職は比較的うまくいったので、なんだかんだで早めに決断してよかったと思っています。

ちなみに、前出の新入社員の4人は、その金曜日にぢろーらものためにささやかなお別れ会を企画してくれました。しかも「最後にいっしょに飲みたいけど、もしぢろーらもくんが1人になりたいなら無理には誘わないよ。」というお気遣いまでいただきました。もちろんこのときは参加しました。その後の付き合いがあったわけではないのですが、このときの彼らは少なくとも「いい人達」だったな・・・という印象は今でもかわりません。

・・・。

その後2か月間いろいろと思い悩んだあげく、IT系の資格をとるためにパソコンスクールに通いはじめ、その8か月後にパソコンスクールにフリーインストラクターとして就職することになりました。

・・・。

正直年金などの書類に残る形で職歴がついてしまったことについてはデメリットではありますが、自分の適性を知るうえでは、この失敗は必要だったのかな・・・とは思っています。過去に戻って過去の自分にアドバイスできるのであれば「やめておけ」と言えますが、当然そんなことできるわけがないので、このときはやはり身をもって知ることしか、判断できる手段がなかったのかな・・・だったら、やむを得なかったのか・・・とは思ってます。

もちろん、「その業界のこと、その会社のことをよく調べずに”エイ、ヤー”で行ってしまった、という反省はあります。今は、もう少し事前にいろいろな情報を調べた上で判断したいと考えています。


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