ラストはもちろん、浅羽由紀さんです。T-1さんのバースデー記念ライブ、ということで、T-1さんとの思い出と大きく関わる曲を厳選して歌います。この日由紀さんは4曲歌いましたが、由紀さん自身「4曲ともハード・・・」と語ります。
ちょっと準備まで時間があるので、新曲のエピソード・・・ではなく、待良さんに関わる裏話を話してました(笑)。
まあ、時間の限られた中で仕上げてますからねぇ・・・いろいろあるんでしょうねぇ・・・
最初は・・・おっと、「火神(ひかみ)」ですか・・・ここで聴けるとは思ってませんでした
由紀さんの先輩の路上ライブにいったとき、その先輩をお世話してたのがT-1さんだったそうです。ほどなくして福井ツアーに参加した由紀さん、行きの車の中で「自分の曲」ということで、この曲をT-1さんに聴いてもらうことになるわけですが、これがかなりひどい評価だったそうです。「うまいけど、何が伝えたいの?見栄張り?こけおどし?」みたいな感じだったでしょうかね・・・。
ぢろーらもはこの曲を生で聴くのははじめてです。改めて聴くとやっぱりハードですね・・・
正直なところ、込められたメッセージはわたくしにはよくわかりません。でも、やっぱり由紀さんの歴史を語る上では外せない曲ですね・・・
由紀さん自身、自分を「火」にたとえたとき、「太陽のような明るい日」ではなく「地を這うマグマのような(ネガティブな)イメージの火」を連想し、そのイメージで曲を作ったようです。この時期、由紀さんは「本当は自分が本当に言いたいことを言えない時期だった」と語ります。
ここから、T-1さんにはいろいろとメッタ斬りにされたようです(汗)。でも、いろいろとやりきったあとで、心も落ち込んでいた由紀さん、そんな時期だったからこそか、そのときは素直にT-1さんのアドバイスに耳を傾けることができました。音楽やITだけでなく、心のしくみについても詳しいT-1さんには、人の心のことについてもいろいろ教えてもらったそうです。
音楽をやめようかどうしようか・・・というとき、T-1さんに言われたのは「おまえの経験を歌にして、誰かひとりでも救ってみろ!それからやめればいい」でした。
そして、その時にできた曲が、次に歌う「鎖」でした。この曲で印象的な歌詞と言えば「この鎖を断ち切らなければ あたしの子供を守れない」の部分ですが、それを聞いたT-1さん、「自分が大変なのに、自分ではないものを守ろうなんて・・・」と、何か感じるものがあったようです。その後、T-1さんが由紀さんをサポートするようになり、今に至ります。
鎖・・・久々に聴きますね・・・なんというか、さきほどの「火神(ひかみ)」のほうは体の外(表面)で音楽を感じていた感じですが、「鎖」は心の内から外に広がっていく感じですね・・・改めて聴いて鳥肌立ちました。本当にいい曲ですね
ぢろーらも個人的には、「鎖」は由紀さんのことを気にかけ始めた時、まだrapportの輪にははいれず遠くから聴いていたときのイメージがあるので、今ライブハウスの近い距離にいても、なんとなく心地よい距離感を感じます。なんか不思議なんですけどね・・・。久々の「鎖」でしたが、気合十分な演奏でした
次のMC、由紀さんはT-1さんのことを「ビジネス的センスも長けていて、インディーズの私たちを世に羽ばたけるようにしてくれた」と感謝の気持ちを述べます。由紀さんの場合、具体的にはタワーレコードインディーズチャート1位だったり、かわさきFMやラジオNIKKEIのレギュラー、藤枝市からの賞だったりします。言うまでもなく由紀さんとT-1さんの努力の賜物、輝かしい実績ですよね
次の曲はおなじみ「藤色の風」です。この曲に関しては歌詞だとか、印象的な転調だったりとか、特にいろんなところにT-1さんのアイディアが含まれています。詳しくはT-1さんのこちらの記事にあります → http://blog.livedoor.jp/sunsetrave/archives/51885720.html
最初のAメロから力強さを感じますね。最近はサビをみんなで歌うのが定着しておりますが、それ以外に2番のあとの間奏だったりとか、改めて聴くと本当に全体的に完成度が高く、どこをとっても素敵な曲です。馴染みやすく、かつ壮大なイメージを持つ、なかなかない曲かもしれませんね
ちなみに、今日の衣装は今は普段着にしている衣装だそうですが、この衣装にも思い入れがあります。T-1さんにお世話になることになり、勉強の期間を経て、2008年の3月9日、日吉にて「浅羽由紀復活祭(?)」が開催されたわけですが、そのときの衣装がこちらのようです。
もちろんこれも、T-1さんへの感謝の気持ちを表すためです
ええと、ここでなぜか「今日の全アーティストに共通のテーマ」ということで、こんな言葉がでてきました。
「しょっぺぇ~人生(笑)」
元ネタはフジテレビさんで放送されていた「笑う犬シリーズ」のようです。すみません、存じ上げませんでした・・・。でも、今日はこちらを打ち上げまで引きずります
ええと、ラストは先に待良さんがお話ししたとおり、由紀さんバージョンの。「ありがとうあなた ハッピーバースデイ」です。こちら、待良さんとのセッションでございます
1番を由紀さん、2番を待良さんが歌い、最後はいっしょに(別パートを)歌います。2人の息がバッチリですね。実力派のお二方のセッション、圧巻でした
最後にT-1さんからのご挨拶です。左下にあるのが、みんなから送られたバラです
各人が送ったのは1本ずつですが、それが集まると束になっています。T-1さんはそこに感じるものがあったようです。
T-1さんはサラリーマン時代、ビジネス的ないろんなアイディアを持っていましたが、会社組織の中で実現できなかったものも多くあります。それが10年後とかに他の会社でビジネスとして成り立っている、というのを見て、非常にはがゆさを感じたそうです。
だからこそ、由紀さんや待良さんのように、才能があるけど世の中に認められないような人をみると放っておけず、手を差し伸べているようです。「彼らのためでもあり、自分のためでもある」・・・だからうまくいっているわけですね
T-1さん、「みんながアイディアを出し合い、大きな花束になるといい」と続けます。・・・なるほど、そう考えて改めてこのバラをみると、また違った思いがあります
T-1さんのどんな気持ちが原動力となってこのrapportプロジェクトができたのかなど、改めてT-1さんからの思いを直接聞くことができてよかったです
あ、ケーキきましたね・・・でも、あまりここでの時間がない(?)のか、「ハッピーバースデー」はここでは歌いませんでした。そのかわりにどういうわけか、「誕生日(だったかな?)、キターーーーーー━(゜∀゜)━!」をみんなでやってお祝いでした
打ち上げ会場はこの日も「Cabin125-α」さんです。早速向かいます。
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