ぢろーらものおもちゃ箱:引っ越し後

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Windowsドメイン環境でファイルが削除できない

2010-12-13 23:01:50 | IT(OS)

ある日、うちの部署に「WindowsのActive Directory(AD)ドメインを使っている環境で、誰も使用していないはずのファイルが削除できない」という問い合わせがありました。消そうとすると「ディスクがいっぱいでないか、書き込み禁止になっていないか、またはファイルが使用中でないか確認してください。」というダイアログが出て消せなかったようです。このファイル、確か誰も使ってないはずですし、そのファイルを使用したことのある2台のマシンについては両方ともリブートしたのですが、それでもうまくいきません。

消そうとしているユーザのアクセス権はフルコントロールです。じゃあ、なんで消せないんだろう・・・?

よくよく調べてみると、ファイルの属性が[読み取り専用]になっていました。まあ、これがついてたら消せないやね・・・と思って属性を解除して削除したものの、それでも削除できません。しかも、administratorでも同じエラーが出て消せません。

WindowsXPのスタンドアローンであれば、http://blog.kaburk.com/os/windows/cannot-erased-file-for-xp.htmlなど情報がありますが、こちらはドメイン環境です。近いのあるかなぁ・・・。

「ドメインでどのユーザが使っているか、確認する方法はあるかな?」と先輩のひとこと。それをもとに調べてみたら、こちらのサイトが見つかりました。

http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/083opened_net_file/083opened_net_file.html

とりあえず、GUI/CLIともにそういう方法はあるし、強制的にファイルを閉じる方法もあるみたいだな・・・。

こちらの例に習い、”net file”コマンドで消せないファイルのIDを調べ、そのファイルについて”net file [ID]”コマンドでロック数を確認しますが、0のようです。それでも消せないのはおかしいなぁ・・・。

そして、とりあえずダメ元でファイルを閉じる”net file [ID] /close”コマンドを実施しました。そして、再度ファイルの消去を試したところ、今度は正常に削除できました。

これってなんでしょうね・・・、なんらかの理由で、OSのほうでファイルの解放処理をしくじったんでしょうかね・・・よくわかりませんが、ありそうな話ではあります。まあ、今回対応したのは特定の部署のみが使うファイルでしたし、その部署の人数も1ケタです。であれば、1人1人聞いていけば、誰もファイルを使用していないことはすぐにわかります。

本当であればもっと簡単な方法だったらよかったのですが、最終手段としてこういうのもあるんですね・・・とりあえず覚えておくことにしましょう・・・。


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