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第963話  学而不思則罔(学びて思わざれば則ち罔し)

2020年10月11日 | 研修

「すべての社員がイキイキ働くようになる」仕組みと研修を提供する人材育成社です。

例年ならば10月は企業研修の繁忙期です。毎年スケジュール調整に苦労するシーズンです。ところが今年はご存じの通り「3密」の集合型研修は軒並み中止か延期となりました。

それでも、夏が終わるころからオンライン研修が行われるようになり、集合型研修も徐々に復活してきました。また、公開セミナーにも登壇する機会が増えてきました。しかもほとんどが早々と満員御礼になっています。しばらく学ぶことが出来なかったことへの反動かもしれません。

さて、研修とセミナーはどちらも「学びの場」であることは共通していますが、両者には大きな違いがあります。セミナーは学びを得る」、研修は「身に付ける」ことに重きを置いている点です。

受講にあたっては、セミナーは自ら学びたいという意欲を持った人たちが参加するのに対して、研修は「会社に受けろと言われたから」という消極的な理由で参加する人たちが少なからずいます。一見、セミナーの方が良さそうですが、受講前に持っていた期待値を下回る内容だと逆効果になってしまいます。その点、研修の方が学習意欲が(セミナーよりは)低い状態からスタートしますので、少しでもプラスに感じることがあれば成果を上げることができます。

さらに、セミナーは講師が知識を「与える」受講者はそれを「得る」という形で進みます。一方、研修は講師が「与える」だけではなく「その場で考えさせ、使わせてみる」ことをします。

研修の中で、受講者は「考える、使ってみる」プロセスを経てようやく「身に付ける」ことができます。そのため研修はセミナーよりも手間と時間がかかります。

論語に「学而不思則罔、思而不学則殆(学びて思わざれば則ち罔し(くらし)、思いて学ばざれば則ち殆し(あやうし))」という一節があります。今から2,500年も前に孔子が語った言葉です訳すと「学んだことを自分なりによく考えないと理解できない。自分で考えるだけで(他の人から)学ぼうとしないのは危険だ」ということになります。

研修の「身に付ける」という行為はこの言葉に対応したものだと思います。たとえオンラインだからといって「身に付ける」ことを省いてしまっては本当の意味で研修とは言えません。

あなたの会社が実施しようとしているオンライン研修は「真の研修」と言えるでしょうか?

※ 高等学校古文/思想/論語/十五

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