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変わることを恐れない

2018年07月18日 | コンサルティング

「『計画したものを途中で変更するのはよくない。計画倒れじゃないか』と上司から言われてしまって、困っています。計画したものを途中で見直すことは、決してまずいことではないはずなのですが・・・」

これは、先日お会いしたある企業の研修担当者から伺った言葉です。昨年から始めた研修の内容を変更したいと上司に相談したところ、上記のとおり「計画したものを途中で変えることは良くない」と言われてしまったのだそうです。

確かに、何の検討もせずに計画を変更するのは良くないでしょうが、きちんと検証した結果でより良いものに見直すことは、果たしていけないのでしょうか。

仕事を進める際のフレームワークに「PDCA」があります。PDCAサイクルは仕事を円滑に進める手法としてよく知られていますが、1950年に「デミング賞」で知られるエドワーズ・デミング博士によって日本の産業界に紹介されています。

皆様はご存知と思いますが、PDCAとはPlan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の順に仕事を繰り返すことで、仕事の質が螺旋(らせん)を描くように継続的に向上して行くというものです。

Plan(計画)した研修を、Do(実行)して、Check(評価、検証、分析)を行なった結果、見直しをする必要があるのであれば、後にAct(その結果に基づいた改善策の実施)をすることは、理にかなっているわけです。必要に応じてその都度状況対応することは、仕事を進めていく際に非常に大切なことなのです。

話は変わりますが、先日(7月8日)放送されたNHK大河ドラマ「西郷どん」スペシャルの第二弾では今後ドラマで活躍する主要な人物の生きざまを紹介していました。

その中で知名度ナンバー1(NHKの街頭インタビューによるアンケート結果)だったのは、やはり坂本竜馬でした。

土佐藩の下級武士だった竜馬は当初は外国人排斥派でしたが、その後は西洋文明が進んでいることを知り、それを評価して開国派に転じたのです。

この坂本竜馬という人は、主義主張に拘わらず人の話をよく聞き、自ら相手の懐に飛び込むなどして手当たり次第にものごとを吸収したのだそうです。

敵味方関係なく柔軟に対応するその様は、まさに「ウナギ」のようであり、常に「やわらかに自分を変えた」とのことです。そうした竜馬の生き方こそが新たな時代を切り開くことにつながったのでしょう。

この番組に出演していた歴史学者の磯田道史さんによると、坂本竜馬は「変わることを恐れるな」を主義としていたのだそうです。

現在社会では経済活動をはじめ、あるゆるものが日々めまぐるしく変化し、物事はあっという間に陳腐化してしまう状況になっています。それに伴い企業活動も必要に応じて時に大胆に変わることが求められていますし、変われなければ生き残ることは難しい時代になっています。

冒頭の話で言えば、Plan(計画)したものをDo(実行)し、きちんとC(評価、検証、分析)をした結果、計画を見直すことはビジネスパーソンとしてはなくてはならない状況対応力にのっとった行為です、計画倒れを恐れて変更を認めないというのでは全くずれている話です。

「変わることを恐れてはいけない」 竜馬のこうした生き方は、まさに今の時代にこそ求められているものではないかと感じています。

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