中小企業のための「社員が辞めない」会社作り

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第1,059話 アンケートの自由記述欄は大切です

2021年09月26日 | 研修

「すべての社員がイキイキ働くようになる」仕組みと研修を提供する人材育成社です。

前回に続き研修終了後に書いていただくアンケートについてお話します。標準的なアンケートにはいくつか設問があり、(5、4、3、2、1)の5段階で評価をしていただく形式が多いかと思います。そして用紙の一番下には空欄があり「質問やご意見があれば自由に書いてください」と書かれている場合があります。この自由記述欄は研修の質を改善する上で大きな役割を果たします。

5段階評価は数値で表されますので、平均値を出して研修の評価を下すことに使われます。しかし、この平均点で研修自体を評価することに対する疑問を呈する方もいます。たしかに一理あります。なぜなら点数は回答者の主観であり、絶対的な基準に基づいているわけではないからです。

たとえば、正解が決まっているテストならば回答者が誰であっても点数は客観的なものです。Aさんが70点でBさんも70点なら「同じ」と言えるわけです。一方アンケートの場合、設問に対する点数は主観で決めるわけですから、AさんもBさんも「4」だとしても「同じ」とは言えません。もしかすると、そのときの気分でつけているかもしれません。

とはいえ、日本人にとって5段階評価は子供の頃から慣れ親しんだ評価基準なので意外と客観的でもあります。ですから、平均点で研修を評価することは概ね正確であり、役に立つと考えて差し支えないでしょう。では、自由記述欄はどうでしょう。数値ではなく文字ですからかなり曖昧なように思えます。

実は「自由に書く」ことは、研修を改善する上で非常に重要なヒントを引き出すことができます。自由記述には数値だけでは得ることができない多くの情報が含まれています。また、最近はこうした質的データを分析する手法やツールも充実しています。

講師に対する評価でも、個別の事項についての疑問でも、漠然とした感想でも結構です。できるだけたくさんの言葉を使って自由記述欄を埋めてください。回答者にとっては、書くことで研修全体を振り返り、頭の中で知識を整理し、それを仕事の中でどう生かしていくを考えることになります。

自由記述欄をしっかり書くことで研修は完成するのです。

お問い合わせ【株式会社人材育成社】 

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