そうです私がセ ッ ク ス ボ ラ ン テ ィ ア (SV) で す

セックスボランティアとは、障害者に同情して、タダでセックスしてあげる人のことではありません。

12年前の今日

2007-01-17 09:48:54 | 我思う
早朝、なにかしら気配を感じて目が覚めた。

そのとたん、自分が横になっているパイプベッドがガクンと跳ね上がった。

平成7年1月17日(火) 5時46分

6,434名の命が失われ、43,792名の方が負傷したこの地震。
正直な話、私はあまり深刻に考えていなかった。

福井でもかなりの揺れを感じたのだけど、震源地は遠い場所だった。

その後、しばらく余震を警戒しながら横になっていて、起床時間になったのでとりあえず会社に行く準備を始めた。

ニュースをチェックしながら、食事をとって、着替えて、事務所へ行った。

事務所にはテレビがなかったので、午後だいぶたってから「今日の地震で大変なことになったらしい」ことを聞いた。

次々に報道されて明らかになっていく実情。

私にはこれが現実に起きているという感覚がなかった。


困っている人々のことを見聞きして、できることならば現地で何かできることをしたいとも思ったが、交通手段も絶たれ、私ができることはないな、と考えた。

義援金として、いくらかどこかに寄付をしたと思う。

それっきり忘れてしまったようなものだった・・・。


だのに今、生活の中に性を認めるという当たり前の生活を当たり前にするサポート活動をしている私がいる。

当時、もっとできることがあったかもしれない。

今になって、自分の幼かった意識に腹が立つ。

人は、学び、成長していく。

今ならきっと、手を貸して欲しい人がいたら、ジャンルに関係なく手を貸すことができるんじゃないかと思う。