そうです私がセ ッ ク ス ボ ラ ン テ ィ ア (SV) で す

セックスボランティアとは、障害者に同情して、タダでセックスしてあげる人のことではありません。

そうです私がSVです

2005-11-07 10:46:23 | はじめましてこにぃです
先日「チェリーボーイ&バージンで死なないで」発言に対し、ようやく書き込みがなされました。


ついに、この件でお話ができるときが来ましたねぇ。

誰も突っ込みいれてくれないから、さびしかったんですよ~。



さて、書き込みは以下のとおり。↓






名称について (通りすがりの男)

2005-11-05 23:20:13

みなさん。こちらのブログのタイトルとサブタイトルを意識されたことはありますか?
内容とかなり矛盾していると思います。

そうです私がセックスボランティア(SV) です
一生バージン、一生チェリーボーイのままで死なないで。障害の有無にかかわらず、ちょっと話をきいてみてくださいな。

お分かりですよね?セックス・バージン・チェリーボーイという表現なんです。
普通に考えれば、誰でも本番を意識すると思います。
やはり、実際に本番の活動をせずに「セックスボランティア」という表現は違うと思います。
自慰介助では「バージン・チェリーボーイ」であることに変わりはないのですから。

誤解を招きかねない「バージン・チェリーボーイ」という表現は改めるべきではないでしょうか。




↑ここまで。


ここで、結論を先に申し上げておきますと、セックスボランティアが自慰介助だけ
をしているのであれば、ご指摘の点において矛盾が生じるでしょう。

しかしながら、SVは自慰介助のみならず、パートナー間の性行為の介助、性的な
ことに対する悩みについてのカウンセリング及びアドバイスなどを行っているもの
であり、性欲を処理する活動のみを行うとは謳っておりません。

性的なことに対して、臆病になっている、または恐怖心をもっている方の力になる
それらのことも含めて

「そうです私がセックスボランティア(SV) です
一生バージン、一生チェリーボーイのままで死なないで。障害の有無にかかわら
ず、ちょっと話をきいてみてくださいな。」

と、申し上げております。



上記の言葉にはセックスボランティアがあなたのお相手をいたしますとはひとこと
も述べておらず、この文を読んで、「何?ヤラせてくれるの?」と考えるとした
ら、私の言い分としては、あまりにも短絡的思考すぎやしませんか?とも感じま
す。

でもまぁ、ご指摘があるということは、間違いなく誤解を生じさせているようなの
で、こにぃ企画誕生をきっかけに、消しちゃってもいいと思ってます。




はい。ではここで、障害者及び高齢者の「性」を、いま一度確認していきましょう。


1.障害者及び高齢者の「性」のポジション


現時点では、障害者及び高齢者の「性」のポジションは、非常にあいまいです。

人によって考え方にも違いがあるので、いくつかのパターンをあげていきます。


(1)そもそも「性」を不潔なもの、必要のないものとしてとらえており、見ない・
  聞かない・考えないとして、決して話題に上らせないようにしている。

(2)「障害者及び高齢者には性欲はない」とし、聖なるもの、侵害してはいけない
  領域の存在と考える。

(3)「障害者及び高齢者であっても当然性欲はある」と考えるが、障害者や高齢者
  には不要なものであり、それらについて権利を主張することはわがままである
  から、性欲処理は我慢すべきであるとする。

(4)「障害者及び高齢者であっても当然性欲はある」と考え、それは、人として当
  たり前のことであるから性欲処理も必要であるとする。


セックスボランティアの立場としては、もちろん

(4)「障害者及び高齢者であっても当然性欲はある」と考え、それは、人として当
  たり前のことであるから性欲処理も必要であるとする。

の考えに基づいて活動していますので、あくまでも、今回はこの考えを元に述べさ
せていただきます。



では、思考を展開していきますね。


2.性欲処理の方法


一般的に、性欲を処理する方法には以下の選択肢があります。


(1)お互い同意の上での性行為

性行為をするには、まず、自分と性行為をすることに同意してくれる相手が必要で
す。

お相手は、(おそらく)誰でもいいというわけでもないでしょうから、まずはそう
いった思いを、お相手に伝えることのできない方は、無理でしょう。

なぜ伝えることができないのか、


1)伝える相手がいない。

相手がいない場合は、まずはそういうお相手を見つけ、自分がそのお相手を想うこ
とが必要ですね。
人を好きだと思うことができない人には、一生かけても幸せな性の喜びは手に入れ
ることができません。


2)どうやって伝えればいいのかわからない。

音声言語で伝えられない場合は、文字言語、文字言語も無理なら記号を使うなど、
自分とお相手の能力にふさわしい、愛情あふれた気持ちを伝えてみましょう。

もしかしたら、いっぺんにうまくいくかもしれないし、気持ち伝わらず残念な結果
になるかもしれません。

でも、最初っから何もしないのでは、それはうまくいくはずもありません。


愛する人と性行為を行うこと。

その権利は、どんなに重度の障害をお持ちの方でも持っているのです。

何もしないであきらめないで下さい。

そのままで死なないで下さい。


(2)自慰行為

障害をもっていても、高齢であっても、性欲をもっていることはとても当たり前の
ことです。

いい年をして恥ずかしいとか考えなくても大丈夫です。

堂々と、と言っても人前でやっちゃうとか、そういうことは問題外ですが、自分で
できるならば、自慰行為ばんばんやりましょう。

生きてるうちに自分の体を愛しましょう。


そして、したいけどできないときにはSVに声を掛けてください。


自慰介助装置も入手いたしました。

いいオカズになりそうなDVDも入手いたしました。
DVD鑑賞しながら、自慰できますよ。


こころゆくまで自慰をして、終わったら後始末をいたします。



…SVって、いれば重宝すると思うんですけどねぇ。(独り言です)




ではまた。


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