シャクヤク(芍薬)
『コーラルチャーム』
珊瑚色のシャクヤクです。
咲き終わりまで
色の変化を
楽しめます。
散る間際は
淡いクリーム色になりました。
以下引用
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シャクヤク(芍薬)あれこれ
肥後熊本藩6代藩主細川重賢(しげかた)の時代に、武士のたしなみとして始められたもので、6種類の植物が盛んに栽培、育種され、これを「肥後六花」と総称した。
キク、朝顔、椿、山茶花、花菖蒲等と共にシャクヤクもそこに加わっている。
この熊本で育種された系統を「肥後芍薬」と呼ぶ。これを含め日本のシャクヤクは一重咲きが中心で、特に雄蕊が大きく発達して盛り上がり、これを「金蕊咲き」といい、海外では「ジャパニーズ・タイプ」と呼んでいるそうな。
学名Paeonia lactifloraのPaeonia(パエオニア・ペオニア)はギリシャ神話の医の神「Paeon」からだそうです。
医の神「Paeon」はオリンポス山から取ってきたシャクヤクの根で、黄泉(よみ)の国王「プルートー」の傷を治したそうです。
黄泉(よみ)とは、死者の世界のことで、シャクヤクは死者の国の王の病も治すほどの効用があるということなのでしょうか・・
芍薬の『芍』は、味がよい、の意味。
花言葉...「生まれながらの素質」
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『季節の花300』より