眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

室生寺

2009-01-26 | 紀行、歴史
JR西のCMで、雪景色の室生寺が映されています。
昨年の紅葉の季節に行ってきました。
私鉄からバスで向かいました。

途中、崖磨仏がバスの窓からくっきりと見えました。
私は、崖磨仏が好きで、有名なものは見に行きたくなります。
ほとんどの崖磨仏は山奥にあって出会うのに苦労するのですが、
駅から数分で拍子抜けしました。

山に分け入って、変哲のない山道を行くと、川沿いに寺社が見えてきました。
川沿いの紅葉がきれいでした。
バスを降りて、門前町をしばらく行き、紅葉に囲まれた門に入ります。

門を入り少し登っていくと、すぐに仏像が安置されている堂があります。
堂も国宝なのですが、土足で平気で歩いていくと、
回廊沿いにあのあまたの仏像が見られます。
残念ながら奥の十一面観音など本尊の5体は暗くてよく見えません。
しかし、十二神将は見事です。

あれほど生き生きとした十二神将は初めてでした。
となりの堂にも本尊が2体安置されており、そのうち一体が
アップで放映されている国宝です。
こちらも遠く暗くよく見ることが出来ません。

今冬の時期で、回廊からでなくお堂の中に入れるようです。
冬の観光客離れ対策でしょうけど、行く価値はあります。

有名な五重塔まで、石段が長く続くように見えますが、さほどたいしてありません。
古木が倒れて塔を破壊したこともあって、木が切り開かれています。
周りに墓石や近世の石像が多数あって、さほど古式ゆかしい雰囲気はありません。

紅葉の時期だったので、三脚を広げ写真撮影している人が多数いました。
やはり定年後の方が多いようです。
本当にこの世代は恵まれていますね。
後期高齢者医療、年金と騒がれていますが、結局悲惨なのはこれからの我々の世代です。
今、我々が支払っている年金でや保険料で、こうした優雅な暮らしだできているのです。

五重塔は興ざめでしたが、後に続く道は巨木に囲まれ風情があります。
坂が続きたいへんですが、ここまで足を伸ばしたほうがいいでしょう。

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