眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

コクーン歌舞伎:三人吉三

2014-06-10 | Weblog
本当に久しぶりの、舞台、そして渋谷でした。
渋谷も、数年前とすっかり変わってしまって、すっかりおのぼりさんになってしまいました。
山手線のどの駅も、なんか特徴がなくなってきましたね。
もっとも、ブンカムラ近くまで行くと、前とそんなに変わらなくなりますが。

勘三郎の息子二人と、同世代の尾上松也の主演で、脇をいつも通り笠野さんが固めるというキャストです。
舞台外で、今話題の松也が出るというので、若い女性の観客も多かったように思います。

さて舞台ですが、まあ最後は満足できたのですが、途中寝た時間もありましたね。
もともと、歌舞伎はストーリーは当然知っているだろうと前提で、演目の一部分だけかけるのですが、
それまで歌舞伎には関心のなかった観客向けに、なんとか全体のストーリーをわからせようと苦心していました。

歌舞伎としてはずせない場面に、コミカルな現代劇を織り交ぜた構成なのですが、当然三人そろったときは歌舞伎そのものとなり、これはなかなかの出来だったと思います。
最後の雪の場面では、演出も成功していました。

問題は、現代劇の部分で、面白いのか面白くないのか、最後までわかりませんでした。
ストーリーをわからせるための演出ですが、歌舞伎特有の言葉が、若い人には聞き取れず、パンフレットなしでは厳しかったようです。

尾上松也は、私生活でものっているせいか、若さと力がありましたね。
これで、また女性ファンをつかんだのではないでしょうか。
映画やTVドラマ出演の話もありそうです。
いずれは大河ドラマかな。


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