中小企業のES=人間性尊重経営のパイオニア/有限会社人事・労務 ES組織開発・人事制度改革ブログ

社員の幸せ、職場の幸せを基準に経営を、社風を変えたいと本気で思っている社長さん・人事担当者の方へのエールをあなたへ!

人工物の人間を自然物の人間に還す試み

2019-09-18 15:15:39 | 組織開発・社風改革
オンラインファシリテーターの勉強仲間のスクールタクトの鈴木さんに弊社まで来ていただきメンバーと一緒に反転学習、これからの教育について勉強をさせていただきました。

鈴木さんありがとうございました。

鈴木さんと学校教育についてお話を伺いました。
鈴木さんは、学校教育のあり方を変えるという哲学をお持ちで、いままでの正解を持つ学校の先生が教壇に立ち、生徒はそれをなんの疑問もなく聴いて正解を覚えるという教育のあり方を変えていきたいという強い信念をお持ちの方。

そこから会社の教育の話になりました。
会社もその構造は同じ。正解は社長や幹部が持っている。
それに従わないと給与も減らされ重要なポストに就くことは出来ない。
そんな社会構造の中で個々人は感情を抑圧しながらロボットのように人生の大半をしめる仕事についている。



いまティールとか自律分散型組織というが、それは社員一人ひとりの主体性が発揮されて初めて可能な組織。自分を生きていない会社にはありえない。

そして、今の学校教育はどんどんと変わってきていると。
先生はコーチ役に、そして生徒と先生の教育の関係は教えると教わるの関係から、学習を支援すると学び合うの関係に変化していますと。

そしてやってみてわかることは、大人より子供のほうが主体を取り戻しやすい。
その点大人は、いらないものを沢山溜め込んでいるから自分の感情に蓋をしてしまって時間がかかりますねと。

お互いが一つの事柄にどのような思考や行動パターンを持っているかは情報を共有していくことで自然と見えてくる。そして、自然と周りを見ながら学び変容していく。集団的無意識がそこに働くのだと。

弊社のメンバーもこれは大変だ。学校がそうであるなら彼等が社会に出る頃は今のようなヒエラルキー構造の組織を持ち続けている会社は見向きもされないだろう。

この人間の本来のあり方に逆らった組織のあり方から、自然物である人間のあり方を発揮する組織体へと変容していくことはもはや必須と思われるが人工物になった人間を自然に還していくのは並大抵のことではない。

「会社のあり方を変え仕事を楽しいと感じる自律性に富んだ社員を世界中に増やす」という弊社の理念を再確認する、そんな良いきっかけをいただきました。

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