付け焼き刃の覚え書き

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「僕僕先生」 仁木英之

2008-07-09 | 日常の不思議・エブリデイ・マジック
 仁木英之の『僕僕先生』を読了。
 面白かった。

 時代は唐代、玄宗前半の治世の頃。ストーリーは帯に書いてあるとおり。「(辛辣な)美少女仙人と(弱気な)ニート青年が、天地陰陽をひとっ飛び!」
……はい、その通りでした。

「キミの親父さんが探している仙人とはつまりボクのことだ」
「うそだあ」

 まあ、第1回受賞作が『後宮小説』だった、ファンタジーノベル大賞の第18回受賞作ですから下地はあったんだろうけれど、かなりライトですねえ。後宮小説と比較してもキャラが今風で軽い。20年前なら、田沼雄一郎のイラストで富士見ファンタジア文庫から出ていたかもしれない。10年前ならいのまたむつみのイラストでコバルト文庫から出ていたかもしれない。でも今は、三木謙次のイラストで新潮社の単行本で出るんだなあ。
 ふーん。
 この仙人ってツンデレだよね、とか。
 そう思って店頭を見回すと、いつの間にかA5サイズの単行本に、今風の軽いイラストをあしらった、軽い内容の翻訳本も増えているね。バンパイアとウルフマンのラブストーリーとか、コギャル吸血鬼女王とか、ファンタジー+ロマンってのを掘り出して、ファンタジーで売らずにアダルト・ロマン系で売ろうとしてんだなあ。増えると面白いなあ。

【仙道】【医術】【僕僕先生】【不老不死】
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