付け焼き刃の覚え書き

 本や映画についての感想とかゲームの覚え書きとかあれこれ。(無記名コメントはご遠慮ください)

「腕を失くした璃々栖」 明治サブ

2024-08-22 | ホラー・伝奇・妖怪小説
 明治36年11月1日、神戸外国人居留地での任務中に致命傷を負った悪魔祓師の皆無は、天使とすら見紛う少女に取引を持ちかけられた。「人の子よ、そなたに第二の心臓を呉れてやろう。その代わり--予と煉獄の先の覇道へ、ともに征こうぞ」と。
 しかし、彼女は天使などではなかった。「七つの大罪」に名を連ねる悪魔・璃々栖。悪魔の力と引換えに一蓮托生の命となった皆無は、それでも戦い続けるのだが……。

「俺はお前の盾であり剣や。俺の命は、お前のためにある。俺はお前のために、死ぬ」

 悪魔や怪異との戦いを経ての明治維新に到達した、もう1つの歴史を辿った明治の神戸を舞台に繰り広げられる、悪魔と悪魔祓師が敵味方に入り乱れての戦いの顛末です。誰が敵か味方か、最後まで分かりません。もっぱら悪魔の世界の勢力争いの巻き添えを食った……という感じかな。
 話は面白いけど、明治の物語っぽく地名や人名やアイテム名が漢字熟語だらけで、さらにそれに阿栖魔台(アスモデウス)とか大印章世界(グランシジル・レ・モンド)とかルビがつくので、老眼には読みづらいです。メガネ交換しました。

【腕を失くした璃々栖~明治悪魔祓師異譚~】【明治サブ】【くろぎり】【スニーカー文庫】【MAILER DAEMON】【吉野家】【神戸港結界】【十三聖人】【八百比丘尼】
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「その無限の先へ2」 二ツ樹... | トップ | 「凶乱令嬢ニア・リストン5... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ホラー・伝奇・妖怪小説」カテゴリの最新記事