付け焼き刃の覚え書き

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『宇宙戦艦ヤマト2199』 第六章「到達!大マゼラン」BD

2013-08-12 | ミリタリーSF・未来戦記
 なんというか、今回の2199は「パロディにしたくなる」ネタ満載という感じでした。「年寄りに何を喰わせようというのだ……」とうなだれるディッツ提督とか、「私は帰ってきた!」とか高らかに叫ぶ薮くんとか。
 旧テレビシリーズと比較するとはっきり分かるのは、旧作では結果的に自衛のための武器としか使っていなかった波動砲が、今作では意識して自衛以外には使わないようにしているということ。「旧作では意識して敵艦隊に使ったことはなく、これに対して積極的に敵艦隊に使用していったその後のシリーズでは……」とか言われたりしますが、なに、旧作だって沖田艦長は「波動砲はまだ使えんのか!?」と使えるものなら使う気マンマンでしたよ。これは意外な発見。
 七色星団篇では、今となっては時代錯誤も甚だしい「挑戦状」とか「水杯」はさすがにカット、旗艦1隻に空母4隻という歪すぎる艦隊編成の理由も説明をつけ、ついでにいくら優秀といえどもヤマトの空戦隊が多勢に無勢なのに敵機の猛攻をしのげた理由と空母が沈んだ理由も老兵と新兵、オンボロバケツとそれとなく示唆。話の都合上、生き残ってしまったゲールは異例の出世……ということでいいのかな? どうするつもりだ……。
 不満があるとすれば、やはりパフェは脇を締め、えぐり込むように食ってもらいたかったなあ……というあたりかな。(2013/07/07)

 最終章の先行上映チケットの一般向け販売開始も始まったので、少しネタバレ気味の感想の補足。
 ホホを赤らめたゲール君は艦隊3000隻を引きつれて帰路についているわけですが、もともとバラン鎮守府に集結した艦隊は1万隻強。実数で1/3以下です。修理が必要で同行できなかった艦、それぞれの担当宙域へ向かった艦などもあるでしょうから、何隻が沈んだのか気になるところです。
 さて、惑星レプタポーダに置き去りになった某氏ですが、艦の修繕やら反乱軍との交渉やら時間はあったはずなのに、そこにいたことを知っていたはずなのに、あえて確認もせずに置き去りにした古代ってのはどーよ?というのが今シリーズ最大のツッコミ処。最終章でそのあたりがはっきりするのかしらね。(2013/08/12)

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