知音札記

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the! The!! THE!!! 斬波~500/1,000~ 楽しみな「新感覚」の展開

2019-04-09 22:12:41 | 演劇 映画 音楽
2019年4月7日、16:00~ よみうり大手町ホール

  新感覚歌謡男子、斬波のライブ。+Plus出演の渋谷でのライブで偶然、このグループを知ってから、こうして単独ライブに来たのは今回が初めてである。「日本に笑顔を」をキャッチフレーズにしているが、その基本コンセプトは配布チラシに簡潔かつ明確に記されていた。

演歌・歌謡の枠から派生した、歌謡男子ブームの昨今の中、本格派のダンスに圧倒的な歌唱力を武器に、“新感覚”歌謡男子の登場! 70~80年代を彩った昭和の演歌・歌謡曲の名曲カバーと、斬新なアプローチで構築された斬波オリジナルの「サウンド&ダンス」。懐かしくも新しいパフォーマンスが斬波のオリジナリティ。平均年齢29歳の“新感覚”歌謡男子が新しいムーブメントを巻き起こす。

  10分遅れでの開演。1曲目は薄いカーテン越しのシルエットの形で歌われた。民謡風の発声でYOMAの力強い高音が会場いっぱいに響き渡った。彼の美声はMCの時にはソフトな声質で極めて色彩が豊かである。彼らの歌唱には4声部の強みが遺憾なく発揮されている。それはアカペラの新曲で特に効果的であった。ダンスの動きは速く細やかで、歌唱はもとより作詞、作曲、ダンスの振り付けなど各メンバー皆得意分野があり、中音から高音に強みを発揮するYOMAと中低音を武器にする孝介とのコンビも絶妙である。

  カバー曲の際にはメンバー全員がステージから客席に降りて観客一人一人と握手を交わすサービスがあった。彼らの歌うカバー曲はオリジナル歌手よりも上手いと思える向きもあって、非常に印象的だった。そして圧巻だったのは、キーボートのみの伴奏によるアコースティックで歌われたバラード曲3曲で、彼らの実力がこの日最も顕著に示されたひと時だったように思う。特に2曲目は演歌でもJ-Popでもないクロスオーバースタイルの音楽として独特の響きが感じられた。締めの「焦がしてやるぜ」は楽しくわかりやすい表現で曲調もダンスも演歌+J-Popが融合した感じで会場全体が盛り上がった。
  客席のペンライトやタオルによる応援は完全にJ-Popのライブの風景だが、そこに時におやじの応援が入るところが面白かった。アンコールの喚声も非常に熱く、またメンバーたちはそれに十分に答える熱演を見せて、ライブは終了となった。自分は帰りがけにメンバーとハイタッチをして階下の物販で「もぐら」と「キメテ!」のCDを購入して帰途に就いた。
  斬波は純烈とはまた違った意味で、演歌・歌謡曲の枠を超えて音楽界に新しい風を吹き込んでいく逸材である。サービス精神旺盛な演出と彼らの音楽性の高さでこれからますます人気が高まっていくと確信した。次回は1000人キャパのホールでのライブが予定されているとのこと。楽しみに待っている。

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