頼子百万里走単騎 "Riding Alone for Millions of Miles"

環境学者・地理学者 Jimmy Laai Jeun Ming(本名:一ノ瀬俊明)のエッセイ

市長選の季節

2024-09-19 13:04:14 | 日記
ハイスペックな人材ばかりを採用すると、後年処遇の問題が発生。甲子園強豪校に、補欠で終わる運命の逸材が集まってしまう構図にも似たり。おっしゃるような人事がやりたければ、霞が関みたいな(学歴別)採用や、ジョブ型雇用を徹底するしかない。海外のスポーツチームでは、万年補欠という人は存在しない。実力に見合った待遇が受けられなければ他へ移ってしまうだけ。アカデミアの世界は特殊。ピラミッドの下で終わることを想定していない。ゆえに任期制みたいな世界が生じる。
今回の市長選でも前回同様の現職批判が出ている。小生的には「中世封建社会への回帰」みたいにならなければそれでよい。木村時代のつくばに回帰しなければよい。対立候補の力量は如何。国際会議で英語であいさつできないとか、難しい課題はわかる人に聞いてやります、みたいなお粗末な回答するような候補が通るのではないことを願う。
洞峰問題については、小生の論文(2023)を読んでおいてほしい。



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2 コメント

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Unknown (本人)
2024-09-20 13:04:02
一ノ瀬俊明,潘毅(2023)大規模緑地公園再開発計画の屋外温熱環境影響評価.土木学会環境システム研究論文発表会講演集,51,107-110
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マルテンサイト千年グローバル (サムライ鉄の道リスペクト)
2024-09-23 15:22:11
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタイン物理学のような理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、トレードオフ関係の全体最適化に関わる様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
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