頼子百万里走単騎 "Riding Alone for Millions of Miles"

環境学者・地理学者 Jimmy Laai Jeun Ming(本名:一ノ瀬俊明)のエッセイ

大学院重点化の記憶

2023-06-01 01:42:37 | 日記
1985年の五月祭だったと思う。主催者がどの団体だったか記憶も定かではないが、大学院重点化を批判的に論じるシンポジウムが教育学部棟で行われ、小生も担当の五月祭常任委員の立場で参加していた。推進側として理学部化学科の某先生が招かれ講演。小生は理学部の末っ子的な立ち位置の地学科地理学教室の学部生だったので、賛否の立場を越えて気になっている点を素直に聞いてみた。
「この改革によって、物理とか生物化学とか、メジャーな分野は発展するだろうけど、我々のような光の当たりにくい分野はどうなると考えておられますか。」
その先生はこの改革が、そのような分野に光を当てようとするものであることを強調しておられた。そして90年代に入り実際の重点化とともに、大学院へはやや入りやすくなっていったが、2000年の時点で我々の出身教室は大学院課程も学部課程も他の専攻・学科に吸収されて、消滅してしまった。2000年代に小生自身が非常勤講師として関連の講義を担当したのは、その分野の名残のような新設の大学院であった。
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