頼子百万里走単騎 "Riding Alone for Millions of Miles"

環境学者・地理学者 Jimmy Laai Jeun Ming(本名:一ノ瀬俊明)のエッセイ

卒論クオリティの差は偏差値由来なのか

2023-04-04 01:10:47 | 日記
大学(学部)受験偏差値の差より、卒論クオリティの差のほうがエグいことになっているのでは。直接指導、あるいは発表会で評価、という範囲ではサンプル不足の感もあるが、目下例外はほぼ見られない(あくまで理系における相対評価、小生が30代前半~40代前半)。文系はもっと悲惨か。「何が偏差値だよ」と言うべき状況かもしれない。
東大卒論:
小生との共著論文(国際誌)で引用700回超え、IPCCでも引用。
小生が学会賞を受賞した論文で謝辞に。作業の一部(応用編)を担当。
東京理科大卒論:
小生の論文で謝辞に。作業の一部を担当。(×2名)
指示した通りに作業してくれて、想定通りの成果を出してくれた。
日東駒専の某大卒論:
小生の解説記事をコピペ、適当に加筆した印象。「卒業するのですか?」と小生に言わせる。偏差値で若干上位相当の国公立でも類似の事例あり。こういうレベルだから、先生に押し付けられたという可能性も。
さすがに修士論文以上では、大学院入試のスクリーニングがあるのでここまでのひどい差はない。投稿論文本数の規定が比較的明確な博士論文においてはいうまでもなく。
こういう差って社会人になってから困ることも。
コメント (1)
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