頼子百万里走単騎 "Riding Alone for Millions of Miles"

環境学者・地理学者 Jimmy Laai Jeun Ming(本名:一ノ瀬俊明)のエッセイ

スポンサー(あるいは親)の論理

2021-11-03 13:47:53 | 日記
手に職をつけ、食うために学ぶ。高度成長期に生まれ、バブル期に大学で学んだ小生だが、そういう思考だったので、大卒の学歴だけゲットして、専門と無関係な仕事で稼ぎを得るということを理解できなかったし、それでは親に申し訳ないとも思った。このこだわりが、予期せぬ1留の原因の1つでもあった。
という話題で思い出したのが、スポンサー(あるいは親)の論理。何に期待して出資するのか。
中国の某地方都市の市政府機関に勤める中堅スタッフから、政府機関より日本留学(修士課程)の奨学金を得たが、どこに進学したらよいか、何を専攻したらよいか、という質問が来た。例によって、「キツネかタヌキに聞けぃ」とお説教してもよかったが、本科(学部)での専門は日本語(おそらくはスキルとしての日本語であり、文化とか歴史とか地域事情みたいなものではない)というので、そりゃ日本文学一択だわ、それ以外の選択肢はないし、学部時代に学んだ経験もない専攻へ入るのは、学部時代からその分野で切磋琢磨してきたほかの受験生に失礼、と小生(大学院をなめるなよってこと)。そこで問題となるのが、お金を出してくれる側の論理。仕事につかえない知識を学ぶということにお金は出せない、となる。だったら学部にでも留学しろよ、ということで議論は詰んでしまう。
しかし実際は大学院もピンキリで、小生は最初から、ガチンコ勝負の世界しか推薦するつもりはないし、そのレベル以下の世界で選択するというなら、むしろご自身でサーヴェイされてもいいんじゃないか、と思う。あなたにはこのレベルがお似合いです、みたいな指導は小生の「仕事」ではない。
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私立文系を選ぶ意味

2021-11-03 13:15:00 | 日記
それでも小生は理系(国立)を選び、工学部ではなくて理学部を選んだ。その背景は。200年前のヨーロッパ人と同じ発想をしていたようだ。マイスターに任せるべきはマイスターに任せる。中等教育の職業高校に対する印象とも似ていた気がする。生涯年収は文系が高いというのはまやかしである。高くなる業界が存在し、そこへ行く人が文系のほうが多い。しかしそれは、必ず、誰でも、とはならない。そうなれない文系のほうが圧倒的に多い。その点、理系にはそういうはずれクジは少ない。お隣の某理系大国では、むしろ真逆である。
読書をせず、感情(人情)に欠ける(高校時代までの小生)理系は問題かもしれない。でも、受験勉強で国語と英語しかやらず、社会(地歴)でも、理系の優秀な奴に大きく負けてるような人の強みって一体なんだろうか。数学についてはおそらく問うまでもない。私立文系が大変なのは、国立最難関を陸上10種競技に例えるならば、100m走の世界みたいだから、という理解。100mは速くて当たり前、それでも分母が大きいので中途半端なレベルでは絶対勝てない。極限まで極めて競う。そんな私立文系の世界であれば、小生は(リスペクトしつつ)絶対選ばない。しかし、実際入学する子たちははたしてその通りなんだろうか。
手に職をつけ、食うために学ぶ。高度成長期に生まれ、バブル期に大学で学んだ小生だが、そういう思考だったので、大卒の学歴だけゲットして、専門と無関係な仕事で稼ぎを得るということを理解できなかったし、それでは親に申し訳ないとも思った。このこだわりが、予期せぬ1留の原因の1つでもあった。
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総選挙総括(その3)

2021-11-03 02:21:07 | 日記
今回の総選挙で、初めて考えるに至ったことがいろいろあります。
野党共闘の運動に結集された皆様には、いろんな背景の方がいらっしゃると信じます。伝統ある既成政党のシンパ(あるいは構成員)として若いころからコツコツ地道に活動されてきた方、彼らとは思想信条的に一線を画してきたものの政権与党への反骨精神を堅持してこられている方、(貧困など)現在自身が置かれている状況に切実な問題として向き合っている方(実際は公明党支持者が多いという説もある)。
今回議席を増やした3党は、政策的に私の考える落としどころ(最適解)と近い勢力でした。もちろん大所高所から判断して、そこには入れておりません。
憲法9条堅持に思い入れを持って取り組んでいる方、96条の問題をどうお考えでしょうか。正しくこたえられるようちゃんと勉強していますか。私も9条を変えようとは思いませんが、96条がこのままでは何も前へ進まないと思います。憲法問題は反戦だけの問題ではありません。9条守りたかったらフェアな土俵で戦えばいいんです。一部の人々が仮想敵と考えている国家は現在、万国の人民労働者貧困層の味方なんかではありません。ゆえに、昔のように忖度すべき相手ではないんです。
若者世代で政権与党の支持率が高いということについて、当初はつまらない勝ち馬志向かと思っていましたが、低投票率を考えたときに、そもそも選挙に行くくらいの「意識が高い」連中にそれは失礼かとも思いました(世界的には選挙に行って当たり前なんだが)。未来社会に責任を持つ35歳未満には1人2票与えてもいいのではないかと思う反面、人類社会が到達した誰でもフェアに1票行使できるという民主主義のシステムを守るために、「こんなやつらも同じ1票かよ」みたいな批判をされないような努力もしてもらうべきと感じます。
感染しようが死のうが勝手ですが、医療逼迫や他人への感染はご免こうむります。時間がない、ってどんだけブラックな労働現場かよ。本当だとしたら行政の指導にも問題。
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「この冬コロナに感染すると思うか」との問いに対し、自分の判断で接種を受けないと決めた人の75%超が「あまり思わない」「思わない」と回答し、感染への不安が小さかった。
20代の男性では副反応への懸念が35%と全体に比べて少ない一方、「接種によるメリットを感じられない」が22・5%、「注射が嫌いだから」「接種に行く時間がない」が12・5%だった。
(毎日新聞)
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