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地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

梅雨晴れ長電 (3) スノモン2100系

2012-08-22 00:00:00 | 地方民鉄 (甲信)


 須坂イベントのついでに撮影した現役長電車両ということで、JREの253系、成田エクスプレス時代と長電譲渡後を通算して、ついに当ブログに初登場です (笑)。
 と申しますのも、個人的には長らく、253系に対して非常にネガティブな印象を持っておりましたので……(汗)。もちろん、性能的には205系とほとんど同じということで、電動車に乗った際には防音構造であるにもかかわらずほのかに聞こえて来るモーター音を楽しまなくもないのですが、何と言ってもデザインが中途半端に近未来的であるだけに、約10年前に撮り鉄に復帰して以来、釣掛半鋼製車から徐々に趣味の対象を広げていた私にとって、基本的に箸にも棒にもかからない存在だったのです (^^;)。しかも、成田エクスプレスがA特急料金を取るにもかかわらず、大して速くないことに加えてボックスシート・集団見合い式固定シートであったことから、どうしても成田エクスプレス・253系という存在は……特急料金ボリボリにして、神奈川県民をして成田空港を非常に遠い場所のように思わせる元凶のように思えてならなかったのです (爆)。



 というわけで、どうせJREは京成スカイライナーが全然ダメダメであることに乗じて胡座をかいていたに違いない、と思っていたのですが、少なくとも成田スカイアクセス線の完成と新AE系の登場によって危機感に火がつき、E259系を登場させたことについては大いに評価したいと思います。トロさは相変わらずですが、とりあえずA特急料金を安心して払おうと思う内装ですので……(笑)。
 こうして成田エクスプレスの座を追われた253系のうち、一部は東武直通用の1000番台となったのは周知の通りですが、先日甥っ子と足尾を訪れた際に初乗車した感想は……外観はさておき、指定した席からの眺めが良ければまぁ良いかな、といったところです (おスペに合わせてシートピッチを変更した結果、ハズレ席はモロに柱とカチ合ってしまうようになりましたので。滝汗)。
 いっぽう、長野に転じて新たにスノーモンキーという愛称とともに2100系と名乗り始めたグループにつきましては……とくに関心もなかったため結局6月末の撮影が初撮影となってしまいました (遅っ! ^^;)。しかし、イベント終了後に湯田中の「楓の湯」にて一風呂浴びるべく、須坂から湯田中まで初乗車してみたところ……ここで初めて253系改め2100系に対する認識を改めさせられました! 何と申しますか……地方私鉄の有料特急としてであれば、253系の雰囲気と乗り心地は余りにも快適でおトク感が炸裂しているのです!! 2000系がガクガク揺れながら走った須坂~中野間の田舎道を、2100系はそれこそ滑るように (?) 走りますし、あの内装ものんびりとした車内・沿線の雰囲気と相俟って何とも言えないリラックス感を醸し出しているように感じられます。そしてあの固定椅子も、2000系のそれと客観的に比べれば明らかに座り心地が良いわけで……。というわけで、2000系の引退は誠に残念なことですが、その代わりにA・B特急兼用車として253系を買った長電の判断は適切だったのではないか、と考えております。
 欲を言えば、まぁとりあえず成田エクスプレス色は撮りましたので、ここは一つ、林檎色など長電らしい塗装にでも塗って頂けないものかなぁ~と切に思います。まぁ所詮は妄想ですが、個人ブログということでお許しを (謎笑)。

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