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佐渡味紀行その13、新進気鋭のお店紹介

2021年03月14日 | 食(グルメ・地酒・名物)
今回の佐渡は、高速カーフェリー「あかね」に乗って、佐渡航路からのお別れを惜しむとともに、評判の揺れを確かめること。前回と前々回にわたって紹介したとおりである。
1泊2日といっても、フェリーを使うとなると佐渡での滞在時間は短くならざるを得ないが、今回も短時間でお店を回ってきたので、紹介しておきたい。今回は、比較的新しいお店を紹介する。



まずは真野新町にある「夕食堂」。名前は夕食堂だが、ランチ営業もやっていて、昼夜の別メニューというのはよくあることだが、いずれもリーズナブルに本格イタリアンが楽しめる。
古い店舗・住宅を改造した店は、きれいな内装ではあるが、家庭的な雰囲気。2019年春オープン。メニューには「沖縄産島らっきょうのマリネ(ディナータイム)」や「オキナワン・タコライス」などがある。オーナーは、沖縄からの移住だという。
娘はあさりのパスタ(ボンゴレビアンコ)を注文、私は佐渡黒豚ハンバーグ(写真)。ハンバーグは外側がカリカリするほどしっかり焼いてあり、なかはフワフワ。本格仕様だ。ランチだとカレーも人気だとか。
真野の通り沿いにあるものの、町中の建物にしっかりと溶け込んでいることから、ひっそりと隠れ家的に存在する。のぼり旗を目印にして!



以前からマークしていて、前回佐渡に来た時も訪れたが休みだったので、今回リベンジ訪問となったのは、「ma_ma(マーマ)」。チーズケーキ専門店だ。両津の加茂歌代という、国道から少し山の方向に入ったところにある。
2019年からネット販売(ECサイト)をはじめ、実際に店をオープンしたのは昨年10月のこと。通販やイベント販売をしながら、あれよあれよという間に評判の店になった。
チーズケーキは4種類。オリジナル、ミルク&チーズ、ショコラ、ホワイトチョコ。そのほかにスフレ、バスクチーズケーキがホールで販売されている。どれも濃厚な味で、とんでもないアピール力のある品である。
こだわりは、厳選されたオーガニック素材を使用し、グルテンフリー。やはり、佐渡乳業の製品を使っているそうだ。少々お値段は張りますが、それだけ価値の高いものだと思う。



最後はカフェレストラン「如月(きさらぎ)」。こちらもマークしていたもので、最近両津港前にあった店が、郊外の国道沿いの空き店舗を改造し、2019年春、新しく店を構えた。
ここでは、サザエカレーが有名だが、このカレーは店を切り盛りする店主が小さい時に肉の代わりにサザエを入れて食べていたもので、佐渡の復刻家庭版カレー。出身地の佐渡市藻浦といえば、弾崎灯台のある、佐渡最北端の遠地だ。
「きさらぎ」は海産物をレトルト商品にしたりする加工場を持っていて、サザエカレーもそのレトルト商品の開発の中から試行錯誤の上に誕生、藻浦の味の復刻にこぎつけた。店先にも、加工商品が並べられている。
そうそうカレー!スパイシーで、サザエの歯ごたえが何とも言えません。写真のように、ご飯が佐渡の形をしている。佐渡汽船のカレーも佐渡の形のご飯だが(2019年9月26日記事参照)、こちらの方がとてもリアルな佐渡ヶ島である。これもこだわりか?










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