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何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

カヌレ専門店は、実はイタリアンレストランだった

2021年03月17日 | 食(グルメ・地酒・名物)


今回紹介するのは、カヌレ専門店(新潟では初めて?)の「Atelier CHIANTI(アトリエ・キャンティ)」だ。(カヌレは、フランス・ボルドーの修道院で古くから作られていたお菓子。)
何でこの店を知ったかは覚えていないが、テレビのローカル局の情報番組で紹介されたことがあるとかで、その記憶が残っていた?結構グルメスポットをローカルの番組で得ることが多いからかな。
毎回ホワイトデーは「Henri Charpentier(アンリ・シャルパンティエ)」だったけど、今回はキャンティのカヌレということになった。

店は新潟駅近く。新しい店構えを想像していたけど、瀟洒(しょうしゃ)な店構え。むしろひっそりとという感があって、ドアを開けるのにも勇気がいるという感じ。
中は広々としていて、カヌレのサンプルが透明のケースに一個ずつ飾られてある。贅沢な空間の使い方、落ち着いた照明、甘い香りの漂うこともあって、ゆったりできる。

カヌレは18種類(うち季節ものが2種類)。全種類が入る箱売りもあるが、6個入り箱、もちろん一つずつ選ぶことも可能だが、18種類見せられるとどれも個性的で美味しそうなので迷ってしまう。
自家製生地を低温で二日以上熟成させ、2時間かけて焼き上げているという。そういうものなのかどうかは分からないが、結構手間がかかっている商品のようである。
娘たちが集まるというので18種類の箱買いをして、どれが美味しいとの食べ比べ論議をするが、1個ずつだから実際は食べ比べにならない。一度に食べられるものでもないので、全種類を制覇するのには時間がかかりそうだ。
プレーンが1個150円、その他が200円。どれも外はしっかり焼かれていて、中はしっとりした触感が楽しめる。

実はこの店、イタリアンレストランであった。コロナの影響で、テイクアウトとケータリングなどで営業を続け、昨年からカヌレ専門店として店頭販売。以前、あの広々とした空間にはテーブルが並べられていたのだ。
思い切った方針転換に思えるが、オーナーシェフはパティシェの経験を持っていて、どこまでコロナの影響が及ぶのか分からない中、従業員の雇用を守るためのチャレンジしたのだとか。営業形態が変わっても、全員在籍して働いているとのこと。
そして、必ずレストラン営業を再開することを固く誓っているという。販売スタッフに聞いたら「5月くらいに再開できればと話している」という。再開したら、こちらも訪れてみたい場所だ。


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