行き先不明人の時刻表2

何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

加治川の堤防と治水記念公園のサクラもどうぞ

2021年04月17日 | 旅行記・まち歩き


地元びいきになるのは仕方ないとしても、とはいっても加治川のサクラはやはり見事なものがある。
加治川は早くから桜の名所として知られていた。これは、大正天皇の即位と加治川の分水工事などの完成を祝い、1914年(大正3年)に堤防を中心に幼木を6,000本植樹したのが始まり。3年後には見事なサクラの名所になったという。
サクラの開花に伴い、一時は羽越線の加治川鉄橋付近に臨時停車場が設けられたり、臨時バスも運行されたりと、大勢の花見客で賑わった時期があったそうだ。



ただ、先に書き込んだように、昭和42年の羽越水害では破堤するという大惨事となった加治川周辺。サクラの木が堤防を弱めたとされて、やむなく伐採。一時は水害前の面影を全くなくしてしまうほど変貌した。
しかし、河川復旧後には、自治体を中心にサクラ並木の復元を願う運動が高まり、新潟県も河川を中心とした憩いの場の整備に乗りだしたことから、再度植樹。運河でもあった旧河川(派川加治川)を公園化するなどした。
両岸に植えられたサクラは40歳ほど。加治川治水記念公園内のサクラと共に、今では4月上旬になると見事な景観を見せてくれる。往時とそん色ないほどにまでに成長したようだ。

まあ、私の受け売りの安い解説より、堤防の傍らに設置されていた案内看板を撮影してきたので下の写真をご覧あれ。

(とにかくこの時期には駐車場は満杯。農道や路肩駐車も増える。民家が近いため、マナーは守って楽しんでいただきたい。河川敷の駐車場は、比較的空いている。)



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする