行き先不明人の時刻表2

何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

サクラを見ながら川や堤防が心配になる人がいる?

2021年04月16日 | 旅行記・まち歩き


週末はいい天気に恵まれ、久々のサイクリング。桜の季節だったので、迷わずお気に入りのサイクリングコースへ。少し山間に入ったところなので、市街地と比べると1週間ほど遅く咲くので、ちょうど見頃だったのかな?
サクラは日本人だけでなく、外国人にも日本の花として認知されており、この季節には南から桜前線が北上し、それに伴って話題を振りまいてくれる。
地元では、川にとって市域が海から山へつながっており、川の流れとは逆に、河口から源流部へと桜前線が駆け上り、長い期間サクラを楽しめるという特徴がある。(まあ、多くの地域で言えることでしょうがー)



地元の川の土手に植えられたサクラは、いつからか「千本ザクラ」とか呼ばれるようになったみたいだけど、あまりピンとこない。千本歩かないかは別にして、近年注目のサクラの名所になったのは確か。
堤防に沿って植樹されたサクラは、川の流れとその傍らに沿って作られた道の間に、きれいにカーブを描き遠くまで見渡せる場所にある。
コロナ禍とはいえ、コロナ禍だからこそ?多くの人たちが車を止めて写真に収める姿があった。まあ、自転車の私も同じなのだが。(写真下:沿線にも見事なサクラが咲いていた。)



ただ、よく見てみるとサクラの木は老木でもある。昭和42年の羽越水害の後植樹されたはずだが、50年位は経過してる?桜の咲き方が少し疎らになっているようでならない。老木化に加え「てんぐ巣病」や堤防の決壊、自然環境の変化や管理が追い付かないということもあるのかもしれない。
堤防は決して高くない。というか、河床が上がってきているんだな。河川敷は雑木が茂って、増水したときには決壊の恐れがあるのでは?(どうしても川の方に目が行ってしまう。)
サクラの名所でお隣の加治川では、羽越水害の時に大正期に植樹されたサクラが堤防に影響して、決壊したという事例がある。周りに人家はないものの(集落は河岸段丘の上で守られている)、ちょっと気になる光景に思えた。

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