すでに先週の話になるが、A部係長と出張の際、長岡駅前の様子を見る機会があった。私は震災8年を経過したばかりということで「震災アーカイブセンター・きおくみらい」を見たいといい、A部さんは「アオーレ長岡」の見学を希望。
「アオーレ長岡」は市役所の出張所。ご承知のとおり、駅前商店街の空きビルを改造して開設された。「アオーレ」は方言で「会おうよ!」という意味。「ナカドマ」という屋根のかかった「土間」とする中央の広場を持ち、アリーナ、コンビニ、ファーストフード店付きの市役所窓口だ(写真上)。
特に「ナカドマ」は雪国においても年中多目的に使える空間となる。この日も、週末のイベントの準備が行われていたが、外のような、それでいて天気に左右されない、よくできた空間ですよ!
アーカイブセンターもアオーレのすぐそばのビルの二階に設置されていて、空いたスぺエースを市が借り上げ、震災の復興や今後の防災・安全を市民と考えようと設立された「中越防災安全推進機構」が運営する。
中越大震災を忘れないように!と、大震災の「記憶を未来に」と「きおくみらい」と名付けられた。床一面の航空写真上に、iPadをかざすと震災当時の状況などを解説してくれるハイテクの防災拠点だ(写真下)。
どこの地域でも頭を抱える「駅前」の再生。ハードだけに目が行くところだが、駅前に人を集めるためには施設や面的整備だけではない!市民のため、訪れる人のために必要なアイディアやソフト構築が重要であることを示すよい例である。