時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

SONGS

2011-02-10 | MUSICのこと


NHK SONGS
ダリル・ホール&ジョン・オーツ特集!

夕刻、ともだちから「SONGS ホール&オーツだね」とメール。
ひえ~、ありがとう!!Mっち。
チェックの甘いわたしは、こうやっていろんなことを逃しちゃうのだ。
あぶない。あぶない。助かりました。

いやあ、テレビで、オンタイムでホール&オーツを観るってのは
たいへん久しぶりなこと。

始まる直前、ソワソワ落ち着かず、思わずテレビの前に正座しちゃいました。

懐かしいPVに、その頃がよみがえる~。
しかも1982年、NHKホールのライブ映像が!

これはわたしにとって痛恨のライブ。
16歳のわたし。ホール&オーツにどっぷりハマッてから初の来日公演。
当時の年上のともだちがチケットを確保してくれるというし、
何をおいても絶対行くぞー!と思っていたら・・・、
なんと、修学旅行とかぶってしまったのだった。

こればっかりはねえ。彼らが東京にいるってのに、わたしは広島・四国へ。。。

昔の彼らもよかったけれど、
現在の、年を重ねた彼らの音もだいすき。
よりソウルフルで、個人的にはポップな頃よりすき。
ソウルの名曲のカヴァーアルバム「Our Kind Of Soul」もすばらしい!

SONGS でも紹介していたネット番組、
「Live From Daryl's House」も本当に魅惑的な番組。
誰でも無料で簡単に観られるので、興味のある方はぜひ!
いろんなアーティストとのセッションは見応えあります~。

久しぶりの来日。武道館が待ち遠しい~。
追加公演も行きたいなあ。


 若い。。。うつくしい。


 

 


黒田記念館

2011-02-09 | 古い建物 のこと

   

国際子ども図書館へ出かけた折りに、
お隣にある黒田記念館へ。
運よく、ちょうど木曜の公開日。

スクラッチタイル貼りの重厚感のある古いお屋敷。
入り口の黒い扉とアーチ状のガラスの明り取りがうつくしい。

 

公開は木曜日と土曜日の1時~4時だけ。 1時少し前の、扉が開く前と開いた後。
そして、中から通りを見下ろしたところ。

           

この建物は、画家・黒田清輝の「遺産の一部を美術の奨励事業に役立てるように」
という遺言により、昭和3年(1928年)に竣工されたという。設計は岡田信一郎氏。

とても気品のあるすばらしい建物。写真もフラッシュなしならOKとのこと。
絵画に行き着くまでに、建物のあちこちに見惚れてしまって、なかなか進めず。



階段の手すりのデザインがうつくしい~~。すきだ~。


  




実はわたし、黒田清輝の絵は切手で有名な「湖畔」だけしか知らなかった。
ずっと昔、小学生の頃に祖母に連れられて、どこかでこの「湖畔」を目にした記憶があるんだなあ。
どこでだったかは思い出せない。
もしかしたら、大きな複製画だったのかもしれない。
いずれにしても、子どもだったわたしのこころにこの美しい絵はしっかり焼きついた。

       (パンフレットより)

このたび、こうして縁あって黒田清輝のさまざまな肖像画や風景画を
初めてじっくり観ることができた。
1888年(明治21年)フランス留学中に滞在したという小さな村の風景画も
美しくてすてきな絵だったなあ。

風景画で特にこころ惹かれたのは、6枚組の「雲」という油絵。
ショップで売られていたのでポストカードを買っちゃった。
きれいだ~~。

    

静かに時間の積もったこの部屋のソファーに腰掛けて画集を開く老紳士を目にした。
ソフト帽にウールのコート、この部屋になんともぴったりくる佇まい。
優しげな眼差しでゆっくりとページを捲る・・・。

古い映画のワンシーンを観ているようで、しばし、遠くから見とれてしまった。

思わず、写真、いいですか? と声をかけてしまいたくなったのだけれど、
その方の大切な時間のお邪魔をしてしまうことになったらいけない・・・、と思いとどまってしまった。
少しお話をしてみたかったな。。。
こんな機会があったら、次は臆せず声をかけてみよう。

遠くから一枚だけ、ごめんなさい!


外の横手にすごく好みなドアを発見しちゃったし、
今度はちゃんと時間をとってゆっくり訪れよう。




  [ 黒田記念館]  東京国立博物館 台東区上野公園13-9 上野駅下車徒歩10分
             公開日:木曜日・土曜日 午後1時~4時       

 

 


おだんごさんたち。

2011-02-08 | essay

わたしのおひなさんは、昭和40年代に流行ったガラスケース入りの「団地サイズ」。

同じ誕生日生まれの伯母がお祝いに買ってくれたもの。
毎年、娘のおひなさんと一緒に飾っているのだが、この度ダンボール箱から出そうとしてびっくり!

ガラスの人形ケースを持ち上げようとしたら、ばらばらに外れちゃった。
この数年ガタがきてはいたのだけれど、枠組みの糊付けがすっかり乾燥して
とうとう枠とガラスが自然解体~。
そりゃあもう44年物だもの。そこにきてこの冬の激乾燥が効いちゃったのね。

そんなわけで、初めてガラスケースなしで飾ってみると・・・!
あらまあ、新鮮!なんだか見慣れたおひなさんがもっと身近に感じられる。



末席の下駄持ちさんに焦点をあててみたりしてみる。
お~、なかなかの男前やんね。



まんまるな三人官女さん。
そういえば子どものころ、「自分のおひなさんによう似てくるもんやなあ」って
見比べながら、なんだかよく言われた。かわいくてだいすきだったから
そう言われて嬉しかったのだけれど。

ちなみに、姉のお雛さんはわたしのとは対照的な、すっきりとした瓜実顔の美人だ。

ふ~~む。


うつくしいドア

2011-02-06 | 古い建物 のこと


趣のある古いドアがすきだ。

今まで出逢った中で、これはベスト。

言葉もでないほど、完璧なドアを見つけた。


 














このドアがひっそりと佇んでいるのは、上野 黒田記念館の正面横手。
「古いドア好き」なかたは、いざ!?

どうぞいつまでもこのままで・・・。


                          

 


建物探検 国際子ども図書館

2011-02-05 | 古い建物 のこと



 

上野公園の国立国会図書館 国際子ども図書館へ。

 

「絵本の黄金時代」という展示がもうすぐ終わりだ!と気づいて、
今日しかない!と急いで仕度をして電車に飛び乗る。

春のような気持ちのよいお日様。思い立ったが吉日。

せっかくのお休みの日。逃すとその日一日がもったいなく思えてしまう。
時間にまで貧乏性なんだなあ。

1920~30年代のいろんな国々の絵本の原書が並ぶ。
ロシアの絵本の色合いはやっぱり好みだわあ。
ロトチェンコのポスターの色合いによく似てる。さすが同じ時代だ。

だいすきな絵本「はなのすきなうし」の原書もあった。
こちらはアメリカの絵本。岩波書店発行の日本版の表紙は
赤が印象的なのに、なぜか原書は深い青だった。フシギだ。

古い絵本は、シンプルななかに深みがあって、とてもこころ惹かれるんだなあ。

この「国際子ども図書館」は以前から訪れてみたいと思っていた建物。
ちゃんと入ったのは、なんとこの度はじめて。

うわあ~。建築のすばらしさに圧倒されてしまった~。
ここも、ジョサイア・コンドル氏の御弟子さん方の設計だ。

きちんと保護されて大切に保存されている当時の階段。
木と石の調和がうつくしい。

 





この建物は、1906年(明治39年)に帝国図書館として建てられ、
その後国立国会図書館の支部図書館として使われてきたものを、
2000年に国際子ども図書館として新しく生まれ変わらせたものなのだそうだ。
ルネサンス様式の洋館で、東京都選定歴史的建造物とされているとのこと。

と、子ども用の案内「たてもの探検」にわかりやす~く書かれていた。



なんて書いてあるのかな、って思ったら 「おす登あく」
昔は押して開ける扉は珍しかったので親切に書いてあるのだそうだ。
しかしなんで、「と」が「登」なのかしら。



わくわくするアーチ。
厳粛な気持ちになる回廊。

今は「本のミュージアム」になっているホールは撮影禁止だったので撮れなかったのだけれど、
ここの天井がなんとも美しい。

当時の写真を見ると、どこかにかつての詩人や作家が座っているのじゃないかしら、
だれそれのおじいさんかも、と見入ってしまう。
男性専用の閲覧室だったというのが、時代を物語っているなあ。



だいすきな詩人、立原道造もきっとこの帝国図書館には足を運んでいたんじゃないかな。
建築家でもあった彼がこういう洋館に来ないわけないよね。

学生だった彼が、この木製の手すりに手をかけながら、静かに階段を上っていたかもしれない。

古い建物に来ると、いつも昔のひとの息遣いが今も残っているような
そんな気配を感じる。見えないけれどね。

 

古い建物は、都会のなかに浮かぶ別の次元。

「子ども図書館」だけれど、絵本に用事がなくとも、
ここは忙しいオトナにこそ訪れてほしい、とっておきの空間です。

 


カラスの黒

2011-02-04 | essay



先日NHKで観た「爆問学問」のカラスの話はおもしろかった。

カラスが利口なことは知っていたけれど
滑り台を滑ったりして遊んでいる姿は初めてみた!

長男が小さいころ、NHKの「アッテンボロー 鳥の世界」という
BBC制作のドキュメンタリー番組を録画したVTRがだいすきで、
何度も何度も暇があれば観ていた時期があった。
レンジャーものやポケモンとかにはまるで興味がなく、
彼が一番すきな番組はNHKの「ふしぎ大自然」!
というかなりオタクな園児だった。

で、そのVTR中に、確か唯一日本での撮影シーンがあった。
カラスがくるみを道路に置いて、車のタイヤに踏ませて殻を割るというシーン。
しかも、踏まれず失敗すると、ちょっと位置をずらして再度踏ませるという巧みさ!
そして、中のくるみをおいしそうについばむのだ。

「爆問学問」の中で同じ場面が放映され、「こんなに賢いカラスは日本だけなんです」と学者さん。
知らなかった~~。日本のカラス、優秀!

カラスはちょっと怖いけれど、その姿は美しい。
そしてよく見れば、まんまるの黒い瞳もかわいい。

京浜急行沿いのアパートで一人暮らしをしていたころ、
駅前に、カラスを連れた焼いもやの屋台がよく来ていた。

あのカラスとおじさんは今頃どうしているだろう??

おじさんが落ちてきたヒナを拾って育てたそうで、
確か足環で繋がれてはいたけれど、おじさんにとてもよく懐いていたっけ。
間近にカラスを見る機会なんてそうそうないから、
カラスに会いたくて、見かければお芋を買いに寄っていた。
おじさんにちぎってもらった焼き芋を食べる姿がほんとうに可愛かったなあ。

カラスはしたたかにみえるけれど、生きるために知恵をつけただけなんだよね。

でも、都会のハシブトカラスより、カントリーでスマートなハシボソの方が
ちょっと好みだわ~。


DREAM

2011-02-03 | essay

空を飛ぶ夢をみたいなって思っていたら。。。


初めてヘリコプターに乗って飛んでいた。

空からピンクに色づく木々を眺めている。

「あれは桜かな?もう咲いてる!」
と、わたし。

「あれは梅じゃない?」
と、ともだちのNちゃん。

彼女の娘の受験の合否が気になっていたから
見たのかな?梅は咲いたか、桜はまだか?

緑の中に咲く、ももいろの花々。なんと雪柳までピンク色。
これは「吉夢」??
キレイな夢だったなあ。

それにしてもかなりの低空飛行。
ほとんど鳥目線だったな。音も静か。

ヘリを降りてから、「しまった!写真撮ればよかったよ~」って言った途端に
目覚ましのベル。

 


繋がるもの

2011-02-02 | essay

ナショナル ジオグラフィック 

子どものころ、父が定期購読していた「NATIONAL GEOGRARHIC」
当時はまだ日本版は出版されていなかったので、
英文は読めないけれど写真だけ観るのを毎号楽しみにしていた。

時は過ぎ、我が家の自然モノ好き長男、小学生のころから
歯科や眼科の待合室でナショナルジオグラフィックを目にするたびに
手にして興味深げにページを開くようになっていた。

血は争えないってのはこういうのを言うのかな?

誕生日プレゼントでいいからうちにもとって!と言い出し、
五年生の時にバースデープレゼントとして
一年間定期購読してみた。

最初は一所懸命読んではいたけれど、段々と写真を観るだけになっちゃった。
五年生の読み物としては確かにちょっと難しかったみたい。

一年契約でストップ。その後は相変わらず歯科の待合室で拾い読みしていたようだ。
当時の彼にはそのくらいがちょうどよかったのね。

この度、大阪の父から高校の合格祝いに何がほしいか、と連絡があった。
長男に聞いてみると・・・
「ナショナルジオの定期購読がいいな」と言い出した。

父は数十年振りに、あの懐かしい雑誌を孫に贈ることになったのであった~。

HPをみると、「定期購読ギフト」ってのがちゃあんとあった!
世代を超えて、贈りたいひとが多いのでしょう。

いいものは繋がっていくんだね。

彼も、今度はしっかり読むことだろう。
実は、わたしもうれしい。わたしも久しぶりにじっくり読ませていただいちゃおう。


おつきさま

2011-02-01 | essay

嬉しくおもう瞬間。

低い夜空に大きなおつきさまを見たとき。
満月のまわりに薄雲がぼんやりと棚引いていると、よりいい。

大阪時代の子どものころによく食べた「ざるそば」のおつゆに
浮かんでいた黄色いウズラたまごを想い出したりする。


すきな光景。

老夫婦のおさんぽ。
黙って歩いていても、ふたりの間にふんわりと確かな絆が見えるような。


気持ちのいい音。

ボーリングのピンの倒れる音。
よそのレーンのパワフルなストライクの潔い音がいい。
スコーン!とこころの霧が晴れるような。


 


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