時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

むかしのこども。今のこども。土門拳の写真におもう。

2014-11-29 | 展覧会・アート のこと

 

チューリヒ美術館展を観たあと、FUJIFILMスクエアへ。
新美術館へ行くと帰りにはいつもここへ立ち寄る。わたしの中ではセットコース。

土門拳の写真は、たくましい昭和のこどもたちがありのままにそこにいるようですきだ。
どこでだったか他の写真展で出逢ってから、すきな写真家のひとり。

力いっぱい遊んで、力いっぱいわらって、力いっぱい泣いてる子どもたち。

こうして観ると、昔の子どもは屋外の全ての場所を「遊び場」にしてしまえてたんだよね。
そういう暮らし、幸せだなあ。

今の子どもと決定的に違うのは、子ども同士の距離が密なこと。
常に触れ合って押し合ってぎゅうぎゅう遠慮なしに遊んでいる感じがする。
近所の子も、兄弟もみな同じ、みたいな。

今の子どもたちは、昔と違って親の目の届くところで
小ぎれいに遊ぶし、ぎゅうぎゅう感かない。
小さいうちから子ども同士でも一定の距離がある感じ。

こういう、子ども時代の、遠慮なしの「ぎゅうぎゅう感」が
実はひとのココロのぬくもりの根っこを作る材料のひとつなのかもしれないなあ・・・。





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