時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

百日紅の木の下で

2021-09-11 | essay


サルスベリの花って本当に長いこと咲いている。

百日紅も母がすきだった花のひとつ。
いろんな花の中に母の面影が視える。

母が空に昇ってからいつの間にかもう17年。
月日はまるで関係ないのね。
母はわたしの母のままココロに住んでいる。

未だに腰痛改善にいいマットレス、とか機能性の高い腰痛ベルト、とか。
そういうのを目にするたび、いつも腰痛を抱えていた母に使わせてあげたいなぁと思ってしまう。
もうとっくにカラダはないのになあ。

そのぶん、ジブンのカラダをだいじにするよ。

「目にはみえないたいせつなこと」をたくさん授けてくれた母だったけれど、
わたしのこのカラダそのものこそ、正に母がわたしに授けてくれた目に見えるカタチあるものだものね。

二回目のワクチン接種に向かう途中、見つけた百日紅の木の下で
光に透ける花と葉っぱを見上げて
母を想う午後でありました。



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