この数年来、元旦の日の入りをここで拝むのが恒例になっている。
穏やかな元旦。
日没前にカメラを構える中、辺りで一斉に緊急地震速報の警報音が鳴り響いた。
自然はうつくしい。
けれども時に途方もない威力で元来持つエネルギーを放出してくる。
そのチカラを普段わたしたちは忘れてしまっている。
というよりも考えないようにしているだけ。。
いまは祈ることしかできないけれど、もうかなしいことが起きませんように…。
…そんなコトバさえ空々しく宙を漂うようで口をつぐむ。
地震列島に暮らすわたしたち日本人。自然災害はどこに起きてもおかしくない。
今日を明日に延ばすことなく眼の前のこの時間をてのひらに乗せてよく視よう。
時間は次々に指の間からサラサラと滑り落ちていくけれど
感じることが出来るのは確かにある今この時だけ。
被害に遭われた方々が暖かい場所で眠れますように。。