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資生堂ギャラリー 2016「初心」へ

2016-06-19 | 展覧会・アート のこと



資生堂ギャラリー 椿会展2016「初心」へ。
会期ぎりぎり。よかった行けて!

赤瀬川原平氏のペン画、おもしろかったなあ。

そして、内藤礼さんの「ひと」にも再会。
内藤礼さんの「ひと」に
はじめて逢ったのは
やはり数年前のここ資生堂ギャラリー「初心」なのでありました。

その後、東京都庭園美術館での展覧会「信の感情」でも
「ひと」は、やはり常にひとりぼっちで佇んでいて

いつか「ひと」がたくさん一緒にいる光景も
観てみたいなあと思ったものです。。。

今回の展覧会で
とうとう 複数の「ひと」が一緒に立っているところを観ることができました。

20体くらいの「ひと」たち。
それでもひとりひとりが距離を置きながらポツンと一方向を見つめて立っていて。。。

大勢でも さみしい。
ひとは、つまるところ「ひとり」なのだなあ と改めて思わされます。
(それでもひとはひととのつながりを信じ、手をとりあうことができるイキモノなんです)

東日本大震災後、内藤礼さんの手から生まれ続ける「ひと」。
ちいさなちいさな 木でできた「ひと」なのだけれど
やはり
ひとりひとり、途轍もない重みを
感じさせる作品でありました。

内藤礼さんの作品には
こころのどこか深いところがひっぱられるような、
「生活」に埋もれてみえない何か大事なコトを
思い出させてくれるような。。。
そんなふしぎなチカラがあるように思います。

みえないようでみえる「color beginning」の作品群にも惹かれます。

瀬戸内海に浮かぶ「豊島美術館」に「母型」を観に行ってみたいものだなあ・・・
と密かに一人旅の計画を夢想中です。


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