新古今和歌集の部屋

小倉山百人一首 近江八景


  唐崎夜雨

夜の雨に

 おとを
  ゆづりて
   夕かぜを

余所に名たつる

 からさきの松
ーーーーーーーー
 石山
   秋月

いしやまや
 にほの海てる
      月
 明石も   影
  須磨    は
   も

 ほか
  ならぬ  かは
ーーーーーーーー
  三井晩鐘

おもふその
 曉契る

  はじ女
     ぞと
まづ
 きく
  三井の

 入相の鐘
ーーーーーーーー
矢橋帰帆

真帆かけて

 やばせに

  帰る
    ふねは
       今
打出の
   濱を

 跡の追風
ーーーーーーーー
 比良暮節

雪はるゝ
  比良の
   高根の

花の  夕ぐれ
 さかりに  は

 すぐる
    ころかな
ーーーーーーーー
 堅田
   落
    雁

峯あまた越て

  こしぢにまづ
      ちかき
かたゞに
    なびき

 おつる
   かりがね
ーーーーーーーー
 粟津晴嵐

雲はらふ
 あらしに
   つれて
    もゝ
千舩も   舩も
  波の

あはづにぞ
    よる
ーーーーーーーー
 勢多夕照

露しぐれ
 てら山
    遠く
   過き
     つゝ
夕日
  の
   わたる

  瀬田の
     長橋

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