新古今和歌集の部屋

小倉山百人一首 十二月異名并和歌 九月十月


 九月  長月 紅葉月
     寝覚月

万代をつむとも

   盡じ菊の花

長月のけふ

 あらん

  限りは
ーーーーーーーー
  檮衣

恋つゝや

 妹がうつらん

    から衣

碪のおとの

 空に

  なるまで
ーーーーーーーー
  紅葉

余所に見る

  峰のもみぢや

    散来る
       と
麓の里は

 あらしとぞ待
ーーーーーーーー
   初雁

今よりの衣
    かりねの
誰    秋風に
 夜
  寒と

鳴て
  きぬら
     ん
ーーーーーーーー
 十月  神無月
     時雨月
     初霜月

神無月
 くれやすき
     日の
   色
霜の  なれば
 下葉に

  影もたまらず
ーーーーーーーー
  爐火
夜をふかみ

  かきおこす火

    幽なる
もがり
  にきほふ

 風の
   さむけさ
ーーーーーーーー
  木枯

ふきおろす

  枝にはたまる

    とも
       なし
松の葉
   山を

 ふ木がらし
ーーーーーーーー
  時雨

かきくらし
     時雨る

  空を眺
     つゝ
おもひしぞ
    やれ
 神
  なびの森
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