散歩道で自然観察

自宅周辺の散歩道で出会った動物、野鳥、昆虫、植物の写真を撮っています。

キョウジョシギとチュウシャクシギ

2024年05月16日 | 野鳥

先のムナグロに続いてキョウジョシギとチュウシャクシギです。

私の観察ではキョウジョシギ、キアシシギはムナグロとセットで見られることが多いと思います。

同じような渡りコースで、大きさや飛翔力が同等なので一緒に見られることが多いと教えていただきました。

また、チュウシャクシギもこの時期多く見られますが、ムナグロなどと同グループで見ることはないように思います。

 

ムナグロと「キョウジョシギ」

キョウジョシギは田んぼの畔の石を掘り返してオケラなどを食べます。

畦を壊すので農家には嫌われる存在です。

 

中央が「キョウジョシギ」陽炎で不鮮明です

 

この日は5羽のキョウジョシギが見られました。

 

右奥は「キアシシギ」のようです。

 

飛び上がると意外に美しい

 

昨年はキョウジョシギとの出会いがなかったと記憶するので嬉しい出会いでした。

 

この後に5羽のキョウジョシギの飛翔を見ることができました。

 

少し離れた場所で「チュウシャクシギ」

 

田植えが終わった稲を踏みつけるので農家には嫌われる。

 

独特のくちばしはその食性によるようです。

盛んにアメリカザリガニを捕えて食べていました。

 

大きなザリガニはどうやって食べたのか?

見逃しましたが、短時間で食したので丸飲みしたようです💦

 

チュウシャクシギの独特のフォルムと行動は見ていて飽きません。

 

この日は今までになく近距離から見ることができました。

 

ここでは6羽ほどの小さな群れで見られました。

 

多分、現在はこれらのシギチは北上して移動してしまったかもしれません。

この歳になると、考えてもいなかった用事が入ってきて自由なようで動きが取れないこともあります。

明日は行けたら様子を見に行こうと思っていますが・・・

 

 

 

 

 

 


田植えの季節はシギチの季節か?

2024年05月14日 | 野鳥

鳥見をはじめて200種ほどの確認ができています。

これを多いと思うか?少ないと思うかは人それぞれ、

野鳥観察のスタイルによると思います。

私は散歩道での子供たちとの観察から始まっているので、

95%以上が自宅からの徒歩圏での確認なので、

まあ、そうみると多いのではないかと思います。

ちなみに、コブハクチョウ、コクチョウ、ガビチョウ、ソウシチョウなどは数に入れていません。

独断と偏見なので、コジュケイなどの外来は数に入れています。

ちなみに、徒歩圏と言っても良い探鳥圏で、関東初を二度経験しいています。

探すというよりは、自宅からの散歩道では偶然の遭遇を期待して歩くことが多いです。

ところで、県内では田植えがほぼ済んだという状況で、

この時期はムナグロ、キョウジョシギ、キアシシギ、チュウシャクシギ、などとの遭遇が期待できます。

 

田植えが進んでいるこの時期は「ムナグロ」が多く見られます。

もっとも、最近はムナグロが少ないように思います。

 

遠く、ムナグロ、キョウジョシギが見えます。

 

田んぼの畔で休むムナグロと、キョウジョシギ

 

田植えが終わった田んぼで飛ぶムナグロ

 

飛び上がった30羽ほどのムナグロ

最後尾から二番目はキアシシギのようです

 

畦で休むムナグロ

雌雄同色で、換羽期のようで私にはオスメス、幼鳥の区別ができません。

 

長旅の疲れか、しばらく座り込んでいました。

ゆっくり休んでね、

何せ、この小さな体で環太平洋を右回りに移動してゆき、

ハワイなどにも渡るらしい。

ちなみに、日本に来る前はマリアナ諸島に寄って来るようです!

すごい!

今はGPSタグなどが小型化されて詳しい、

そして正確なデータログが取れるようになったようです。

 

この日は撮影条件が良かったようで目が見えます💦

 

この辺りは換羽が済んだ個体ですね

 

換羽が終わったムナグロの「目」が出ると嬉しい

 

もうすぐ北上が始まって姿が見られなくなってしまいます。

さらに、キョウジョシギ、チュウシャクシギへと「続きます!」

 

 


あの娘と麦畑!

2024年05月11日 | 野鳥

麦畑に出るとコジュリンがさえずっています。

この季節の風物詩ですが・・・

ここで営巣始めるんですけど

心配した通りベテランさんのご意見では麦が刈られる方が

巣立ちを迎えるよりも早くて失敗しているのではないかと!

 

川原の葦原で見つけた「コジュリン」

強風でさえずる声が聞こえてきません。

湿地にはオカオグルマが咲き誇っていたのでした

 

麦畑でさえずる「コジュリン」

 

麦畑を飛び回る

 

あちこちに移動してさえずります。

縄張りの主張でしょうか?

 

見ていて飽きません、

 

そのうち、ふっと目の前に飛んできて葦の枝にとまった

 

こちらにも・・・「ホオジロ」でした。

このシーズンはコジュリン見ないと終わらない

 

 


ぞろぞろいろいろ這い出してきました

2024年05月09日 | 昆虫など

野を歩いているとまあ、いろいろなものに出くわします。

愛犬と散歩していたころにはアオダイショウと遭遇して

飛び上がった姿に大笑いしたことを思い出します。

 

ピントが甘いのですが、木の枝に絡まる?「アオダイショウ」

 

法面の水抜きパイプでうたたねしていた「アオダイショウ」

突いたら奥に引っ込んでにらまれました。

 

「アマガエル」

 

「ニホントカゲ」

最近は虹色に輝く幼体に出会っていません。

 

マイマイの仲間もあちらこちらに見かけます。

 

脱皮直後の「ヨコヅナサシガメ」

一時間も経つと黒くなってゆきます。

この赤い体は脱皮直後のみ見ることができます。

 

「ホシハラビロヘリカメムシ」多勢になってきました。

 

「ホソヘリカメムシ」

赤いものはダニではないかと思われます

 

「ツマキヘリカメムシ」の仲間でしょうか?

カメムシの仲間がこんなにも多様だと思いませんでした。

 

かわいい「ウズラカメムシ」お気に入り

 

「クロハネシロヒゲナガ♂」

 

近くに「クロハネシロヒゲナガ♀」

はじめは同じ種だとは思いませんでした。

 

「キハラゴマダラヒトリ」だと思われますが、腹側が良く見えません。

 

「コジャノメ」

 

「ヒゲナガバチ」の仲間

 

「ヤマトツヤハナバチ 」ではないかと思います。

好きなスタイル

 

「ジョウカイボン」

気温が上がるとともにまだまだいろいろな生き物が見られるようになるでしょう。

 

 

 

 

 


フクロウの巣立ち 2024

2024年05月07日 | 野鳥

今年もフクロウの巣立ちを見ることができました、(5/1)

新緑の中で逆光を受けてモフモフの可愛いフクロウの幼鳥を見ると癒されます。

最近は周辺でアライグマの生息が確認されており、ちょっと心配です。

 

 

私の中では鳩よりも「平和の使者」として存在します。

 

 

「じょんのびーっ!」

二個体の巣立ちかと思っていたら、

翌日落下したらしい別のと体が樹下に見つかって三羽が巣立ったと思われます。

 

 

 


林の底もにぎやかでした

2024年05月06日 | 植物

私は人混みが苦手で連休中も静かな林の底を徘徊していました。

とはいえ、365連休の身には普段とあまり変わりない生活が続きます。

一部林には連休中に人が増えたりはするんですけど

 

林の底で「ホウチャクソウ」

近くにはナルゴユリ、アマドコロなどもありましたが・・・

そばに居たご婦人があれは「ナルゴラン」でランの仲間だと・・・

私自信には否定するほどの知識もありませんし・・

ていうか、そんなことはどうでもよく楽しめればいいのだと思っているので

 

先日「サギゴケが」今年は少ないと書きましたが

早かっただけで満開となっておりました。

 

「エビネ」はそろそろ終わりが近いかな

 

開花を迎えた「キンラン」

開ききった花は意外に見ることが少なくアップばかり撮っていたら

大事な全体像を撮り忘れていました、

 

「ギンラン」咲いていました。

 

必死に探すのですがここ近年ササバギンランは多いのですが

「ギンラン」が少ないのです

 

毎年見つけると幸せな気分になる花です。

 

こちらは「ササバギンラン」です

この地に来たころ散歩道ではギンランの方が多く見られたんですけど

 

多くの株が虫食いになっているんですけどおいしいのでしょうか?

こんな感じが多いんです

こちらも見つけると幸せな気分です。

幸いにもキンラン、ギンラン、ササバギンランは同じ杉林の底で見られます。

 

「ハナイカダ」

葉の上に花が乗っているなんて不思議ですね

 

林の端に出ると「タニウツギ」でしょうか?

これから続々と開花しそうです。

 

日の当たる川原にですと

「タンポポ」の綿毛が風に飛ばされていました。

カナダに行ったときに欧米ではこれは雑草で嫌われていると聞いてびっくり。

娘が小さい時にタンポポの綿毛を持って、「ふーっ!」と吹いていたら

お近くの庭からやめてくれと注意された。

あれあれ、子供の楽しみにも「欧米かっ!」

ほおっておいてもとんでゆくんですけどねえ

 

 

 

 

 


虫たちが一気に這いだしてきましたー4

2024年05月03日 | 野鳥

子供のころに虫が大好きでしたが・・・

東京の下町の工業地帯には猫の額ほどの原っぱしかありませんでした。

それと、薄っぺらく内容の無い(失礼かな)

当時の(今のものは立派)小学館の子昆虫図鑑

そもそも、図鑑があっても虫がいませんでした。

あの頃から見ていればずいぶん「博士」に慣れたのだろうと思いますが・・・

 

「アリマキ」なんですけど、

見る草の株によって来ているアリの仲間が異なっています。

時折、別のアリが同じアリマキの群れに付いていることもありますが

彼らの関係はどうなっているのでしょうか?

 

茎をたどって上に上がってゆくと

「コアオハナムグリ」

 

「マルノミハムシ」の仲間

 

「コフキゾウムシ」

 

相変わらず数が多い「モモブトカミキリモドキ」

 

あーっ! やっぱり羽化して抜けてしまった「トホシテントウ」

 

「ナナホシテントウ」幼虫

 

「ナナホシテントウ」蛹

旨そうなアリマキを前に舌なめずり・・・

って、舌は無いか

 

こちらは「ナミテントウ」幼虫

 

「ナミテントウ」

 

この日は特に目立った「ヒゲナガハナノミ」

 

虫たちはまだまだ這いだしてくるのでした。

 

 

 

 

 

 


虫たちが一気に這いだしてきましたー3

2024年04月29日 | 昆虫など

そういうわけで・・・

画像がたまるわ、身辺が何かと落ち着かず・・・

ようやくあっぷあっぷでアップにこぎつけましたが

正直、毎度のことながらの頼りない同定が続きます。

 

「シオヤトンボ♂」ですが(4/14)の画像です。

 

んっ!なんだか影がおかしい・・・と思って撮っていたら

 

飛んで近くの笹にとまった交尾中の「シオヤトンボ(4/17)」

今では姿は見られなくなりました。

 

蛹化して毎日様子を見に行くが・・・

 

今日は出かけられなかったので

既に羽化したかもしれません。

 

その蛹の様子を見に来たシリアゲの仲間

 

こちらはアブラムシを食べにやって来た「ナナホシテントウ」の幼虫

 

はじめ、これがテントウムシの幼虫だとは思えませんでした。

 

クロヤマアリでしょうか?

甘い蜜をくれるアリマキをナナホシテントウの幼虫から守っているように見えました。

 

ナナホシテントウの蛹

 

「ナナホシテントウ」成虫

 

カラスノエンドウで見つけた「ヒメカメノコテントウ」

 

ここでは比較的多く見られます。

とはいえ、出会いはそんなに多くないのに、

フィールドはどんどんメガソーラー

 

「バラルリツツハムシ」だろうと思いますが

取り付いているのはギシギシです。

 

こいつはほんとに数が多い「ツチイナゴ」

 

ひょうきんものの「ジョウカイボン」

 

カマキリの幼虫が這い出してきて、あちらこちらに見られます、

 

こちらはハキリバチの仲間でしょうか?

とうとうわからずじまいです。

毎度、様々な角度から撮っておきたいのですが、

こちらの思うようには撮らせてくれないのが「虫」です💦

 

 

 


野は花盛りですが・・・

2024年04月24日 | 植物

ここ最近、個人的には周囲がちょっとあわただしいことになっており、

愛犬との思い出の散歩道を歩く程度で少しの遠出も難しい

愛犬が昨年6月25日に私の腕の中で亡くなってからもうすぐ1年ですが、

その存在がいま頃になって心の中に大きく膨らんでで来るのです、

一人での散歩が以前ほど楽しいと感じられない

とはいえ、野の草は花盛り・・・

 

「マツバウンラン」

外来種は目の敵なんですけど、この和的な風情が好きな花です。

 

「リナリア」という園芸種らしいのですが、

野では様々な外来種であふれていてもはや野原も多国籍

 

そんな中で和服の似合う「フデリンドウ」

 

小学生の時にどこかの遠足に行ったときにお土産で買った

「押し花のしおり」がこの花でした。

その形や色彩が今でも大好きです。

私の育った東京の下町の工業地帯では絶対に見ることができない美しさ

 

「ニリンソウ」

これも和的な清楚な花ですね

 

 

「サギゴケ」

以前は一面白く見えるほど勢いがありましたが今は探さないとならなくなりました。

 

「カキドオシ」

日差しがあまり当たらない林の端ではサギゴケに変わって勢いがあります。

 

「シャガ」

 

こちらも林の日陰でひっそりと咲いていました。

 

同じく「エビネ」

野では割とよく見ますが、野草愛好(虐待)家の山取りでめっきり減りました。

 

少し日当たりのよいところでは見上げると「ウワミズザクラ」

 

「キランソウ」も見つけました。

地べたに張り付く仲間ですけれどお気に入りです。

 

なかなか見つからないなあと思いつつ

探すと各所で見られました。

 

で、ジュウニヒトエ?キランソウ?

ニシキゴロモというのも似てるし・・・

 

どうもジュウニヒトエとキランソウの交雑種の

「ジュウニキランソウ」というのが一番近いかな💦

最近見つけられなかったツクバキンモンソウかなあと思いましたが

花の形状が異なるし、斑入りでないし、葉をひっくり返したら紫色ではなかった

老いぼれには難しい💦

 

さらに日向に出ると「センダイタイゲキ」

自分の中ではメモリアルな草花です。

発見当時、写真は撮ったけどなんだか上のキランソウとは違って

トウダイグサの仲間だろうなあと検索しても似たものすらヒットせず。

「センダイタイゲキ」なる何とも言えない名前も相まってしばらく汗かきながら調べた。

しかも、調べると「県内絶滅種」となっていました。

ブログに移行する前のHP時代に某野草雑誌から

写真を貸してくれと言われて雑誌に掲載されたこともありました。 

 

そしてセンダイタイゲキとともに同じ場所に

少数の「マルバスミレ」がありました。

 

大好きな「ニオイタチツボスミレ」もそろそろ終わりかな

 

あまり写真向きな個体がありませんでしたが「すみれ」

あっという間にMFは花盛り・・・

 

 

 

 

 

 


静けさを破る「オナガ」の叫び!

2024年04月22日 | 野鳥

朝の静けさを破るオナガのやって来る季節となり、

朝は目覚ましがいりません(´;ω;`)

オナガも、カケスもそうですけど姿は美しいのに・・・

そういってしまったらかわいそうだが、声のひどさと言ったらありません。

しかも、団体でやって来るのでしんどい。

重ねて、カケスは森林性?ですが

オナガは人間の暮らす環境に近い・・・

黙ってれば美人なんだけどなあ・・・みたいな

 

早朝からギャースカにぎやかな声で起こされる

 

まねえ、こんな感じの画像だけ見るとかわいい

 

とにかく団体で騒ぐのでうるさい

 

とはいえ、少ない身近な野鳥なので我慢