散歩道で自然観察

自宅周辺の散歩道で出会った動物、野鳥、昆虫、植物の写真を撮っています。

「ツミの繁殖-3」

2024年08月03日 | 野鳥

「ツミの繁殖-2」と日付けがダブってゆきます。

とにかく、その魅力がシャッターを切らせるので・・・

6/24 良く観察していると少し巣を離れて巣の周辺を飛び回っているようです。

ただし、巣を中心に15mほどが最大行動半径

お気に入りのお立ち台で羽繕い、体から羽毛が盛んに抜けて飛んで行きます

 

面構えは一丁前です。胸の斑紋ははっきりしたハート形はそれほどはっきり見えません。

 

 

50mほど離れたコナラでと思われる大木。巣が良く見えるので、

見張りや幼鳥への餌渡しもここから巣へ飛んで行くことが多い。

 

6/25 もはやかなりの飛翔力がついています、巣の周囲30mほどをとびまわる。

とはいえ、徐々に行動範囲は広がってゆきます。

 

羽毛が抜けて痒いのか?

盛んに毛づくろいを行い、羽毛がさらに飛ぶ

 

後ろ姿は遠目には親鳥と見間違うほどです

 

可愛いのですが、ヒヨドリやオナガ、たまにカラスが嫌がらせに来ると高速で低く飛ぶので心配です。

ツミの幼鳥はこのころよく車にはねられる事故が多いですね。

 

6/26 まだまだ、巣から甘え声が聞こえて母はくだんのコナラの大木から餌を持って飛んでくる。

巣の中で、親子のまったりとした食後の時間

 

6/29 メス成鳥は巣を離れて食事することが多くなった

 

しばらく子育てで幼鳥優先だった食事も自分が最初に食べる

 

で、自分の腹が満たされてはじめて給餌に向かう

 

幼鳥はもう十分な飛翔力が身についているのにまだ巣に帰って餌をもらう

 

ぼちぼち独り立ちしないとねえ。

母の光彩色が黄色なのに対してまだまだグレーの幼鳥

 

6/30 もうすでに自由に飛び回る幼鳥

行動範囲は50mほどになりました

 

まだまだひよこ感が強い。

ですが、飛翔は日に日に鋭くなってきています。

 

6/30 母は相変わらず高台のコナラと思われる大木で食事

 

自分が満足するまで食べます

 

その後。おあまりを持って幼鳥の元に給餌に行きます。

3月から始めた観察もいよいよ7月に入ります・・・


「ツミの繁殖-2」

2024年07月30日 | 野鳥

6月にはいるころ、孵化したのではと思われたツミですが、

オスの見守りと給餌が頻繁になったので間違いなく孵ったものと思われました。

20年近く見てきたツミの育雛ですがその成長の早さには改めて驚きです。

父がいきなりといった感じで亡くなり、観察は中断したものの

成長の過程をほぼ見ることができたのは鳥好きだった父の導きではないかと思われました。

私は、野鳥との付き合いはちょっと気障ですが、愛しているのかが一番なのだと考えています。

好きなものに嫌われるような行動はしないですものね。

それから、種によって個性は様々なのでそういったことも見極めるのが大事かと・・・

ちょっと偉そうなことを言ってしまいましたが、自分自身を戒めるためにも・・・

 

 

6/6 ようやく真っ白な幼鳥の姿を見ることができました。

まずは顔を見ることができて満足です。

 

オスが捕った獲物をメスが受け取り、雛に与えます。

目が可愛い

 

6/7 ピンボケですが、顔を見せてくれたツミ幼鳥。どうも一羽だけのようです。

 

子育て上手のツミは平均三羽の育雛が普通ですが、一羽と少ないがすくすく育ってほしい

 

食欲は旺盛

雛が一羽なので、獲物独り占めのため成長は早いと予測されました

 

6/14 久しぶりに見た幼鳥はあまり変化が無いように見えました

 

まだまだ赤ちゃんといった感じです

 

ただ、よく見ると全体的にしっかりした感じに見えます。

 

6/15 一日しかたっていないのにいきなり羽毛が生え変わった感じです

白さが無くなって茶色い羽毛が生えてきました。

 

一日の変化の大きさに驚きです

可愛さは変わりません

 

6/16 ずいぶんツミの成長を見てきましたけど・・・

こんなに早かったかなあと改めて驚きます。

 

6/19 近くの見張り台の杉の木。主にオスの役目です。

ここからは巣が良く見えるので、オナガや、カラスなどが近づくと

サーッと巣に向かって一直線に飛んで行き、落ち着くとまた戻ってきます。

 

6/19 ドーピング?ここ数日の変化は日に日に劇的ともいえる変わりようです。

 

6/22 雛の成長とともにオスの見張りが神経質に思える

目も血走って真っ赤(笑)

 

近くの電線でオナガを見つめるツミ♂

 

オナガ幼鳥の羽毛

ツミの食痕と思われます。私の知る限りオナガ幼鳥は結構犠牲になっています。

ので、ツミ幼鳥に対するオナガの攻撃が頻繁になってくるのもわかります。

 

同じ 6/22 このころには盛んに羽ばたきを始めます。

実は2~3mほどなら危なっかしいなりに移動はできているようです。

だいぶ成長しましたが、まだあどけない感じです。

 

左のメス成鳥と比較しても、もはや「ツミ」です(笑)

 

徐々に巣を離れることが多くなりましたが、まだ巣から距離を置くことはありません

 

少しの距離なら羽ばたき、飛び移ることだってできる

背中から見るとだいぶ一丁前になってきています

 

6/24 このころになるとメスが巣を離れる時間がだいぶ長くなります。

 

オスメス共同で高台の杉の木から見守ることが多くなりました

さてさて、幼鳥の成長が楽しみです。

「ツミの繁殖-3」へ続く

 

 

 

 

 


久しぶりのフィールド

2024年07月28日 | 野鳥

ツミの続編はまたこの次にアップしたいと思います。

数か月ぶりにフィールドに出てみましたので・・・

26日は午前中からうだるような暑さで、空気が揺らいで画像は今一つですが、

暑さが伝わるかと思います。

27日は、気温が上がるのを見越して早朝出かけてみました。

前日の雨もあってかひやりとするような体感で気持ちの良い朝でした。

26日、午前九時過ぎだったと思いますがすでにくらくらするような暑さ

休耕田でケリを見つけましたがピントのせいではなく、不鮮明です

私自身は夏場のケリは初めてです。

三羽のケリが休耕田でくつろいでおりました。

 

あちーっ!と言っているようです

 

もう少し近ければ空気の揺らぎの影響も少なかったのですが

60mもの空気の壁が邪魔をする・・・

 

気が付くと、目の前の草の間に違和感が・・・

じっとこちらを見つめる目は「オオジシギ」

見つめあっていたら、お互いの緊張感がMAXになったときにジャッ!と一声残して飛ばれてしまいました。

 

翌日の早朝、まだ爽やかな空気の中休耕田に出てみたが、

前の道路でヒバリが遊ぶのみでした。

 

少し移動すると「セッカ」

賑やかに飛び回るセッカを見ると夏だなあと感じます。

 

稲の葉にまだ朝露が残る中、「ゴイサギ」

みんな久しぶり・・・

 

田んぼが広がるフィールドの真ん中

林も木陰もないこんなところに「ヒメジャノメ」

飛ばされてきたのでしょうか?

気温が上がるまでじっと待っているようです。

やっぱりフィールドは楽しい


「ツミの繁殖-1」

2024年07月24日 | 野鳥

ツミの営巣を今年も見ることができました。

春先にまだ葉の出ていない桜の木にとまっているツミ♂の姿を見つけて観察を続けました。

以前、フクロウ同様某野鳥関連の団体に所属されている方に観察を頼まれてから記録をするようになりました。

過去には市の都市計画課の室長さんなどにも営巣樹の管理に関してご協力いただいたこともありました。

ツミは人に近い野鳥ですが、人気の野鳥なのでカメラマンが並ぶようになるとツミのためにも、

ご近所の方にも迷惑が掛かりますのでツミの営巣樹のある周囲のお宅には声をかけて

説明して内緒にしていただき、ご一緒に観察を続けました。

観察は目立たぬように短時間付き合ってもらうこととしました。

幸い、巣立ちまでほぼ誰にも気づかれることなく観察することができました。

途中、父が亡くなって観察ができなくなった時間がありましたが 生き物好きで鳥が好きだった父のめぐりあわせか?

ツミ幼鳥の旅立ちまで見届けることができました。

今回は孵化したと思われた日付までの記録です。

様々な出来事が押し寄せて、ようやく気持ちが落ち着いてブログアップを再開することにしました

 

3月の末にやってきて営巣に良さげな場所を探している模様

たまたま、飛んできて目の前の枝にとまったのでした。

 

4/3 先日とまっていた枝の下にオスが小枝を咥えて運び始めました。

 

笑っちゃうのが、オスが整えた枝をメスが配置換えすることが多い。現場監督のようでした。

マイホーム作りは何処も同じようで・・・

 

4/10 満開の桜の中で自宅の完成祝い

メスは完成した我が家にどっしりと

こんな景色が見られるのはなんて贅沢なんでしょう

ツミの営巣は20年ほど見てきましたがはじめての光景です。

 

4/18 オスは営巣樹近くの電線で見張り

行き交う人は静かにしていると鳩に見えるようです

 

4/19 まだ雌も50mほどのところまで巣を離れることも

 

4/20 巣の中のメス成鳥、まだ産卵には至らないようですが、

逆算すると直後に産卵したと思われます。

営巣樹近くで休むことも・・・

 

4/20 おや、メスの留守中はオスが巣を守っておりました

雄の特徴である赤い虹彩色が美しい

 

4/27 オスの見守りが神経質な感じになりました

 

5/3 電柱での見守りも頻繁になりました

 

5/4 このころから隣の桜の枝で餌を渡す・・・のかと思いきや、けたたましく鳴いてメスにアピール

 

5/10しかし、通常メスが飛んできて餌を受け取るはずなんですけど

カラスなどがしつこいせいか?メスはオスが万歳している目のまえをサーっと通り過ぎて

メスは巣にもってこいと巣に入ってしまうことが多かった。

20年近くツミの営巣を見てきた中で初めての経験かな。

通常、オスが万歳すると同時にメスが飛んできて餌をもらい、

オスはそのまま飛び去ることが多いのですが、

 

5/11 メスが巣から50mほど離れたところで餌渡しを要求することもありました。

先の枝でアピールしたオスが巣を通り過ぎて渡しに行くこともあって、初めての経験です

画像は餌渡しの木から餌をもらって巣を通り過ぎて50mほど先のコナラの木に向かうところです。

 

5/11 ツミは几帳面なのか?見張り台、餌渡しなどの場所が決まっているので

少し観察すると行動パターンが読めるようになりますね

 

オスはメスの抱卵中、育雛中などで見張り台が移動してゆくようです(巣から50m)

ここからは巣が良く見えます。

 

5/14 営巣樹目の前の住宅のテレビアンテナで見張るツミ♂

 

6/1 この日付の少し前から巣の中のメスのポジションや動きが変わってきました。

どうやら孵化したように見えました

 

6/6 雄の給餌も頻繁になってきますが、思ったほどでもありませんし、

巣の中まではなかなか見えないのでひょっとしたら孵化したと思われる雛の数が少ないのか?

20年観察してきて一度の営巣放棄以外は3~5羽の雛を孵した実績があり、

おおむね三羽の育雛が平均値かと思われます。

ただ、孵化を待ってカラスに雛を持って行かれることもあり、

巣立ちが見られるかどうかはわかりません。

雛が動き出せば様子もわかるでしょう🌞

 

 

 

 

 

 


散歩道のオスが婚姻色になりました

2024年07月04日 | 魚類

父の四十九日まであと二週間となりました

相変わらず自宅から遠くへ出かけることはなく、

まして「熱中症に要注意」でおとなしく過ごしています。

先日ご紹介した散歩道の一級河川のオイカワですが、

雄がいよいよ婚姻色になっており、顔にも星マークが出て、

尚且つ、盛んに背びれ、胸びれを広げてディスプレイ!

またまた動画でご紹介いたします。

 

 

 

 

 


「オナガ」巣立ちまで

2024年06月27日 | 野鳥

4月中旬から身近な場所で多くのオナガが飛来して営巣を始めた。

まあ、嬉しくもあり、うるさくもあり😄

さりとて、身近に来てくれる野鳥は大歓迎です。

諸事情で今日は長くなります・・・

 

飛来したころには求愛給餌などの姿も見られてほほえましい(4月末頃)

 

オナガの存在は分かっていたのですが、

そのうちに給餌にいそしむ姿がよく見られるようになった。(5/24)

 

見上げると三羽の雛が見られました(6月中ころ)

 

二羽が頻繁に給餌にやってきます。

この毛も生えそろわないような状況で鳴き声はすでに親と一緒

 

6/18 どしゃぶりの中何やら動きが活発

親鳥は濡れネズミならぬ「濡れオナガ」

 

巣のある近くの電線にとまるオナガ

 

見上げると、少し小ぶりな一羽が雨に打たれています。

 

大粒の雨で葉が打たれて動くのですが、

そんな中でも不自然な動きが見えたので良く見ると

どしゃぶりの雨の中で巣立ちをしていました

 

大雨でも幼鳥は大声で餌をねだる

 

この子等のいた巣では三羽いたはずの幼鳥が二羽しか見当たらない

 

雨でも親は餌を見つけてこなければならず大変だ、

 

翌朝、良く晴れてほっとしているようでした

 

二羽で見張りを怠らない

カラスが見えるとムクドリの大群と共闘して向かってゆきます

残った?二羽は寄り添う

 

尾羽がまだ初々しい尾の短いオナガ

 

 

幼鳥の食欲は旺盛に・・・

 

見当たらない一羽ですが、しばらく留守にした間にカラスなどにやられたようでした。

 

親鳥は気が抜けません!

 

巣だったとはいえ、餌を要求する幼鳥

かわいいんですけどねえ・・・声がねえ・・・

 

給餌を受ける姿は可愛いです

 

少し離れたところに飛べるようになり、

尾羽も伸びてきた?(6/22)

 

腹減ったー!飯くれよーっ!

 

親鳥はナワシロイチゴの実や毛虫、

果ては子供が落としていったスナック菓子のかけらなどを運んできます。

 

ふんっ!文句ある・・・

 

ぼちぼちらしい姿になってきているんだけどねえ

 

海外しく働く親鳥と、甘える幼鳥

 

この子等は私が見てきた子等とはまた別の兄弟のようです

 

なぜなら、三羽そろっているのでした。

とにかく近辺に多くの巣があったのでもはや林は幼稚園

 

まだまだにぎやかな声が聞こえてきますが

ここのところ、ここの林は静かになって少し移動していったようです。

その答えは次回に続く・・・

 

 

 

 


散歩道のオイカワ

2024年06月17日 | 魚類

ずいぶんご無沙汰していました。
実は父がいきなりといった感じで亡くなって、初七日が過ぎて少し気落ち的にも落ち着いて散歩道に出てみました。
幸い、父は98歳でしたが最後まで自力で動くことができていたのですが、力尽きて家族に負担をかけることなく静かに亡くなっていました。
49日過ぎるまではおとなしくしていようかと思いますが、父は自分の死で私たち子供に負荷がかかることは望んでおらず、生き物好きは父譲りなので少しづつ動き始めようと思います。
まずは、もうすぐ一周忌を迎える愛犬と歩いた散歩道でかねてから撮りたかったオイカワの水中動画を撮ってみました。
少し長いですが、ヒーリング動画として見てください。もうすぐオスが鮮やかな婚姻色となるのでまたトライしてみようと思います。

 

 


マイフィールドの 春から初夏の蝶の仲間

2024年06月06日 | 昆虫など

一週間以上のご無沙汰です

玉置博さんみたいな出だしですが・・・(知っている人は生き残り組💦)

画像はたまっているのに身辺何かと忙しくようやくまとまりました。

とはいえ、アカシジミやウラナミアカシジミを待っていたのですが・・・とうとう出会えず

昨年は愛犬に添い寝(6/25が一周忌)しておりこの時期はフィールドに出ていませんし、

久しぶりの探索でフィールドの様子が変わってしまって

それでもミズイロオナガシジミとの出会いがあったので良しとします。

 

フィールドを歩き回ってようやく「ミズイロオナガシジミ」と出会う。

まだ羽化したばかりのようで、美しいし、動きもちょっと鈍い

二日間でこの一頭のみですが、三日目には見られなくなりました。

 

このモフモフ感がたまりません。

 

ゼフィルスとの出会いはやはり嬉しい

 

毎度の「ベニシジミ」こちらも負けずに美しい

 

「スジグロシロチョウ」

 

「モンシロチョウ」

 

「モンキチョウ」

 

「キタキチョウ」

数年前に飼育して羽化させたときは嬉しかった

 

早春からずーっと元気に飛び回る「ルリタテハ」

 

こちらも早春から見られる「キタテハ」

栗の花で吸蜜する「キタテハ」

この時期のクリの花では以前は多くのヒョウモンが見られましたが、

待てど、暮らせどチョウはこの一個体の身でした。

図鑑には、アカシジミなどは白い花、特に栗の花で見られるようなことが書いてありますが、

この二十年、マジかな樹の樹液などを吸っているのは見たことがありますが、

ゼフが栗の花で吸蜜するところは見たことがありません。

 

嫌われ者の?私だけ?「アカボシゴマダラ」

 

「コミスジ」

この辺りで見られるミスジチョウの95%以上はこのコミスジかな

 

「サトキマダラ」

 

苦しい画像が続きますが「ヒメジャノメ」

 

「コジャノメ」

 

日向を飛び回る「ヒメウラナミジャノメ」

 

クロコノマチョウ同様暗色の「ヒカゲチョウ」

 

目下多勢の「ダイミョウセセリ」

 

昨冬から羽化を楽しみに待っていた「ジャコウアゲハ」の蛹

案の定、寄生バチらしきものにやられて羽化はなりませんでした。

チョウの類の多くは(8割とも、9割とも聞きますが)寄生バチにやられるようです。

 

そのそばで、ウマスズクサに産卵する「ジャコウアゲハ♀」

 

最近出会いが少ない「ナミアゲハ」

と、いうかアゲハの仲間との出会いは減っていると思います。

特にアオスジアゲハは見なくなりました。

食草になる樹木が少ないのと、セリ、ウドなどが減っているせいでしょうか?

 

 

 

 


マイフィールドのカメムシやセミの仲間

2024年05月28日 | 野鳥

日本国内で600種はいないであろう野鳥ですら同定に苦労しているのに、昆虫に手を出すのは無謀だと思います。

たぶん、今までアップした中にも同定が間違っていいるものがあるかと思いますが「お知らせ」に上げた通りです。

私が育った東京の下町は四日市と並んで全国的に公害で有名な町で父の勤務先の社宅は360度煙突に囲まれていて、

洗濯物はいつも油煙で汚れてしまうようなところでした・・。虫が住めるような環境とは程遠い処でした。

夏休みに出かけた新潟の父母の実家は天国のようでした。

ところで、今季は茨城県内の越冬カメムシの個体数が例年の5倍と言われ、農業被害が心配されています。

チャバネアオカメムシ、クサギカメムシ、ツヤアオカメムシなどがその筆頭らしい。

テントウムシ同様カメムシの仲間でも肉食系の種類は農業にとっても益虫なのですが、いかんせん相対的に数が少ないらしい。

カメムシやセミの仲間がフィールド(私の散歩道)の中では最も種類が多いといった印象です。

 

わずか数ミリの「アワダチソウグンバイ」

ここのところ急激に数を増やしている外来種カメムシの仲間ですが、

普通に歩いていると目に入らないので気が付きません。

 

「ツマグロオオヨコバイ」今季は数が少ない

これに限らず近隣の草刈り状況や

メガソーラーの開発などで自然環境がかなり変わってきているように思います。

 

こちらも小さな「クワキヨコバイ」

透き通るようにきれいです。

 

今季、農家特に果樹等の被害が恐れられる「チャバネアオカメムシ」

 

カメムシ嫌いには「えーっ!」と言われるかもしれませんが、

農業被害を考えなければきれいな虫なんですけどねえ

 

春から初夏にかけて菜の花で目立つ「ナガメ」

 

カメムシの仲間は色彩や形状が多様で、しかも成長するにつれて別種かと見まごうものもあり、

楽しいやら、苦しむやら・・・・

不明種の場合は、入り口がハンドブックかグーグルレンズなんですけど、

グーグルレンズの場合は変化球が多くて良く見ないと間違うことが多いように思います。

 

「シロヘリクチブトカメムシ」私は初見です。

この後、近づきすぎて忍法落下の術・・・

 

「エビイロカメムシ」かと💦

 

「ホシハラビロヘリカメムシ」

 

現在チャバネアオカメムシと並んで散歩道では多勢です。

 

「ホソハリカメムシ」

似たようなのが多くて冷や汗and脂汗💦

 

ヘビイチゴに口吻を差し込んで「チューチュー」しているのは「ムラサキシラホシカメムシ」

多分、この子もイチゴなどに被害を与えるのだろうと推測。

私の場合はマイフィールドが主体なのであまり変わり映えしない画像が続きます。

で、ただ写真を撮るだけでなく、記録も取って毎年レポートにまとめています。

特にお気に入りの野鳥などはすでに20年の間

飛来時期、営巣地、営巣樹、繁殖数など地図や図解入りで詳細にまとめているものがあります。

私の唯一の財産です。私が動けなくなったら後進に譲ろうと思っています。

 

 

 

 

 

 


「麦秋」

2024年05月21日 | 野鳥
つい一週間ほど前まで青々としていた麦畑ですが、
いつの間にか黄金色に実って何時刈られてもおかしくないといった感じです。
麦畑ではまだコジュリンやヒバリが育雛しているのではないかと思うとちょっと心配です。
空にはセッカがにぎやかになってきました。
同じ空で久しぶりにチョウゲンボウを見ることができ、
相変わらずお行儀悪く飛びながら悠々とネズミらしき獲物を味わっておりました💦
田んぼでは既にムナグロやキアシシギ、キョウジョシギの姿は見えなくなって、
チュウシャクシギがわずかに残っています。
久しぶりのアマサギとの出会いもありました。
 
 
ギャースカにぎやかな「オナガ」
 
営巣を始めたようですが、
カラスにも向かってゆくのでとにかくうるさい!
 
田んぼでは久しぶりの「アマサギ」
群れで見ることができるとにぎやかで楽しいんだけど・・・
 
 
「チュウシャクシギ」
 
4羽ほどの群れ、翌日には探しても一羽しか見ることができませんでした。
ムナグロや、キョウジョシギ、キアシシギは見ることができませんでした。
 
空に悠々と飛ぶ猛禽を見つけました。
ここでは久しぶりの「チョウゲンボウ」
何やら獲物を抱えています。
 
どうやら尾らしいものが見えるので
モグラではなくネズミのようですが
〆ているのか?食べているのか?飛びながらかじっていました。
チョウゲンボウは良く飛びながら食べますよね💦
 
同じ空でも麦畑に出ると、「セッカ」がにぎやかです。
こちらも小さいうえに遠いので大きくトリミングしていますが、
気温が高く、陽炎も立って不鮮明で残念ですが・・・
 
 
視線を麦畑に下ろすと、「ひばり」がにぎやかです。
あちらにも、こちらにも
 
そこらじゅうで追いかけっこ
 
空にも「揚げ雲雀」
目のまえでホバリングすることもあって楽しい
 
麦畑から河原へとにぎやかな「コジュリン」
 
すっかり黄金色となって「麦秋」
いつ刈られてもおかしくないといった感じです。
 
多分、この麦畑で営巣しているものと思われますが、
ヒバリもコジュリンも麦が刈り取られるのと競争での育雛と思われますが、
フィールドの識者によると間に合わずに失敗しているのではないかとのこと。
何年も繰り返しているのに・・・
 
 
 
麦畑のこのにぎやかさはあと少しで終わってしまうでしょう。
さて、