嗚呼~!しらき

眠らない街、東京日記

最近の子供事情

2005年01月15日 15時39分24秒 | Weblog
私は博物館を見てまわるのが好きだ。だからと言ってしょっちゅう博物館巡りをしているわけではないが、たまに友人と行っては点数をつけている。
少し前の話になるのだが、江戸東京たてもの園に行ってきた。そこはその名のとおり建物の博物館で文化的に価値の高い建造物を移築、復元した野外博物館である。千と千尋ででてくるお風呂屋のモデルの銭湯やどらえもんで、でてくる空き地を再現して作ってあったりと見所はたくさんだ。
めずらしい建物を関心しながらまわっていると、昔の子供たちが遊んでいた駒や自転車のタイヤのホイルを棒でつついて遊ぶものがあり、懐かしいなーって思いながら、それで遊んでいた。
するとそれを見て子供たちがよってきた。

「ねぇなにしてるの?」

「これはね、こうやってあそぶんだよ。知らない?」

「知らない。だって僕、今の子ですから!!」

えっ!自分で今の子って言っちゃったよ。なんなんだ今の子は・・・。その子はホイルまわし(正式名称は知らないが)がうまくできない感じだったのでフォローをするつもりで声をかけた。

「なかなか難しいでしょ?」

するとその言葉は逆効果だったらしくその子はやる気のなさを体全体で表現してきた。そして一言

「できるわけないもん。だって僕、今の子ですから!!」

道具もちらかした状態で、あきてさっさとどこかに行ってしまった。

今の子はなんでもほしいものを与えられている。そのため、物を大事にしないしあきっぽい。最近ではあおっ鼻をたらした子供は見なくなった。時代と共に子供たちも変わった。さびしいものである。
小綺麗にすました子供が増えたことにがっかりしていたが、先日今の子にたいして少し子供らしい部分をみた出来事があった。私が電車に乗っていると兄弟と思われる三人の小学生の男の子が乗ってきた。無邪気にしゃべりながらその中の一人が何かをおいしそうに食べている。
「なんだろう?」気になってよくみると、食べていたのはスティックシュガーだったのだ。今の子でもそういう物を食べるんだー。私は少し嬉しくなった。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありったけの米を持って来い! (蕎麦職人)
2005-01-16 02:47:08
私が小学生の頃、日本は敗戦を迎え食べるものもなく大変貧しい時代だった、人肉を食べたのもその頃。

私は、駒の名手として名をはせていた。
返信する
ふむう (店長)
2005-01-16 20:57:46
なかなかよく書けてますね はなまるをあげます。これからもがんばれ~!
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。